聖書は滅びとはどんなものなのか、具体的に語っていないように思います。でも滅びることへの恐れがあれば、救いを求める真剣さも生まれるのではないかと思います。 ルカ福音書16章19節以下の「金持ちとラザロ」というたとえの中で、死んだ金持ちが陰府でさいなまれていること、炎の中でもだえ苦しんでいること、が語られています。これはたとえとしての話しなので、滅びとは、地獄の炎の中でさいなまれることと考える必要はないと思います。しかし滅びは、恐ろしいものだと教えています。 私は、主イエスが十字架の上で、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」と祈られたことを踏まえ、滅びとは神に見捨てられることと…