発酵食品は食物のタンパク質や糖質、炭水化物などが、微生物によって分解され、それが人にとっていい状態になった食品のことです。発酵食品の生成にはいろいろな微生物(菌)が使われます。ここではそれぞれの微生物と食品、その効果についてご紹介します。 1.酵母菌(パン・ワインなど) 野菜や果物、穀物、土壌などに生息する微生物です。発酵過程で糖を分解し、アルコールや炭酸ガスを生み出します。 便秘解消、血糖値上昇の抑制など、健康効果が期待できます。 2.麹菌(醤油・味噌など) 米や納豆などを加熱した穀物に付着するカビの一種で、国菌にも指定されていて、味噌や醤油、日本酒など、和食文化に欠かせない発酵食品を生成す…