最近、CDショップや音楽雑誌で「女子ジャズ」という言葉が目に付く。偏狭な「おやじジャズ」と対比すると面白く、ちょっと商業主義っぽいけれど、裾野拡大という点では歓迎すべき傾向だと思う。 そういえば昨年のこと。会社の宴会で参加者のキャンセルが出たと聞いたので、別部門の入社数年目の元気な若手に声をかけた。彼は「女子は何人くらい来るんですか?」とたずねてきた。女子!一瞬、それは若い女性のことか?と思ったが、会話の中に「男子」という言葉も出て、話の流れから男女の数のことだとわかった。「それを言うなら”女性”やろ。」と一瞬言いかけたが思いとどまり、「おじさん風」を吹かすことなく、引きつりながらも彼の会話に…