[英] Rugby football
ラグビーフットボールは、フットボールの一種。ラ式蹴球。
このRugbyの短縮形「rug」に、人名を意味する「er」をつけて、ラグビー選手を「ラガー(rugger)」とも呼ぶ。
起源は、中世ヨーロッパで行われていた民族フットボールであり、1871年に競技規則が確立されラグビーが生まれた。*1
楕円形のボールを相手のインゴールまで手または足を使って運び得点を競う。
大きく分けてユニオンラグビーとリーグラグビーがあるが、単にラグビーと呼ぶ場合は前者を指す。
プレーする人数によって15人制と7人制(セブンズラグビー)に分けられる。一般には15人制だが、7人制はワールドゲームズに採用され、2016年のリオデジャネイロオリンピックより、オリンピック種目として正式に採用されることになった。
その他、タグラグビー、タッチラグビーなどもある。
ウェールズ・ニュージーランドなどでは国技となっている。
ポジション名は国によって微妙に異なる。日本では以下のように呼ぶ。
ラグビーはオリンピック種目として1924年のパリ大会で行われたが、1回限りで除外された。
しかし、1987年から4年に1度行われているラグビーワールドカップはいまやオリンピック、FIFAワールドカップと並ぶビッグイベントとして定着。
ラガーマンなら誰もが憧れる世界最高の舞台。
ラグビーの本場はサッカー同様欧州。その中でもイングランドのプレミアシップラグビー、フランスのトップ16、イタリアのスーパー10に注目が集まる。
特に母国であるイングランドのプレミアシップは北半球最強と言われる。
また、各国上位チームはハイネケンカップ(欧州カップ)に進出。
そして、伝統あるナショナルチームの大会であるシックス・ネイションズ(旧ファイブ・ネイションズ)も人気が高い。
ニュージーランド・豪州・南アフリカの強豪14チームが集う、南半球最高峰の大会。スーパー12が2006年から14チームに拡大されスーパー14となった。
国内リーグのNPC(ニュージーランド)・カーリーカップ(南アフリカ)も人気が高い。ただし、豪州では同じフットボール系で国技となっているオージーボールがある為か、他の2国より劣る。
日本では代表強化及びラグビー人気復活を狙い2003年より社会人の全国リーグ「ジャパンラグビートップリーグ」を立ち上げた。
発足前と比べハイレベルな試合が増えたが、プロ化や地域密着など課題も多い。