Raffaello Sanzio 芸術家 ラファエロ・サンツィオ(1483年-1520年) イタリアの画家・建築家。レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロと並んで盛期ルネサンスを代表する芸術家の一人。 教会や宮廷の装飾壁画、祭壇画に傑作を残し、聖母像の絵も多い。サン・ピエトロ大聖堂の造営にもあたった。
昭和53年12月5日に、Yの部屋でコーヒーを飲んでいた。 ステレオラジオから、拍手が起こっている。 Y「な、いいだろぅ。傑作だっていわれる モーツワルトの『レクイエム』だぜ。 たしか、今日が モーツワルトの亡くなった日だってさ。 このテープを貸してくれた友達が言ってたよ」 私「フワァァァ~~(あくび)。そうなんだろうなぁ・・・ だけど・・・眠いぃぃ・・・」 Y「まったくもぉ・・・このクラッシック音痴!!! モーツァルトの鎮魂歌だぜ。もうちょっと、感動しろよ」 私「うん?あのな、ウチの大学にさ、クラッシックにむちゃくちゃ詳しい先輩が居て、このひとの言うのにはさ、このレクイエムってのを鎮魂歌ってい…
ピオ・クレメンティーノ美術館をあとにして先へ歩く。 タペストリーのギャラリー Galleria degli Arazzi クレメンス7世の時代にラファエロの弟子たちの下絵をもとに織られたもの。 以前はラファエロの下絵のものだったそうだ。 色鮮やかなタペストリーが壁いっぱいに飾られている。 ただ廊下を歩くだけでもわくわくする。 人だらけではあるが・・・ 途中も楽しめるということで。 楽天モバイルは、楽天スーパーポイントが貯まる!使える! にほんブログ村
2022年5月5日(木) さすがのキャパシティである。GWに徳島県の大塚国際美術館に家族で行ってきたが、大勢の観光客にも関わらず、それほどストレスなく鑑賞できた。
『妄想美術館』原田マハヤマザキマリSB新書2022年1月15日 初版第1刷発行 ヤマザキマリさんと原田マハさんの本。なんて、魅力的な組み合わせ!2人で美術館を妄想しようという一冊。すぐに読みたくて、配送も待てず、本屋さんに買いに行った。 これは、Kindleではなく、紙の本購入で正解。新書だけど、質の良い紙に、カラーの写真入り。900円(税抜き)は、安い! 帯には”絵画の見方が180度変わる!ルネサンス、印象派、現代アート、、、偏愛たっぷりに選び抜いた新感覚アートガイドマハ&マリが案内する芸術家の魂が集う幻惑の館で名画のおしゃべりを聞いてみませんか?” 裏表紙には、”あらゆる時代の名画が一堂に…
ウッフィツィ美術館前のダンテ像 去年、ラファエロ没後500年だったのですが、今年でダンテ没後700年になるのですね。 芸風は違うとはいえ、どちらも最重要なルネサンス人です。強引にいえば、ルネサンスはダンテに始まり、ラファエロで終わったのかもしれませんが。(個人の感想です) フィレンツェに行った時、ダンテの家はなぜか正月1月1日から開けてくれていて、訪問出来ました。 神曲の煉獄編の前半は時々読んでいるのですが、キリスト教的価値観という風船を、現世の愛憎入り交じった人間模様のエピソードという気体でキンキンに膨らましているような感じです。 ダンテ没後700年 文学の巨匠にまつわる五つのこと 【AFP…
ローマのパンテオン内にあるラファエロの墓 第4章 ラファエロをとりまく人々ラファエロはローマで、背景に単色を用いる肖像画のスタイルを、北イタリアや北方の画家たちから学んだと思われる。教皇ユリウス2世の肖像髭には、ボローニャ奪還、ひいてはイタリアから外国勢力を追い出そうとする教皇の悲願というべき信念が込められていた。美しい銀行家、ビンド・アルトヴィーティの肖像18世紀にはラファエロの自画像に間違えられる。19世紀中ごろに誤りが訂正される。「フォルリ―ナ」の女性のポーズ伝統的な「ウェヌス・プディカ」(恥じらいのヴィーナス)の所作を踏襲した。第5章 墓と遺産聖堂として転用されながらも、オーセンティッ…
「パルナッソス」より ホメロスの表情 第3章 古代ローマへのまなざし キリスト埋葬 イエスとその遺体を運ぶ人物たちのポーズは、ローマに残されていた古代石棺の浮彫「メレアグロス石棺」と呼ばれる構図を踏襲したものとなった。 ラオコーン群像から、「パルナッソス」の古代ギリシアの盲目の詩人ホメロスの表情が反映されている。 (画像の矢印の人がホメロスです。ラオコーンから影響を受けているとは驚きました。ホメロスは詩の霊感を受ける瞬間なのかもしれませんが、一方で創作の苦しみを表したかったのかもしれません) ラファエロ自身の後期作品の一つの特色は、古代作品の造形要素を、単純な引用にとどまらず、考古学的な視野、…
「ヘリオドロスの追放」における教皇とラファエロ 第2章 教皇居室の装飾変化する制作スタイル「署名の間」は教皇の蔵書室として使われていた。書物の4つの分類、神学、哲学、詩学、法学に呼応する、四つの主題が天井と壁画に描かれている。アテネの学堂(署名の間)奥の空間では、プラトンとアリストテレスという二人の哲学者を中心に、左右の人物が並んでいるが、各人の頭の高さはほぼ揃えられ、見事な水平線を描いている。p83ヘリオドロスの追放(ヘリオドロスの間)激しい動きに満ちた、勢いのある表現色彩に関しては、暗色が用いられ、明暗のコントラストの差が強められている。ボルゴの火災(火災の間)内部の空間的な広がりよりも、…
中公新書 ラファエロ 表紙 カラー版 ラファエロ ルネサンスの天才芸術家 深田麻里亜 著 中公新書 2614 2020年10月25日 発行 そういえば、昨年2020年で、ラファエロ死去500年だったのですね。 不覚ながら気づきませんでした。 世界的に新型コロナ禍で、様々な関連行事が中止になったようです。 コロナが消え去っていくとともに、ラファエロが再び盛り上がって欲しいです。 序章 才能と野心 「ラファエロの最初の師は、父ジョヴァンニ・サンティとマルケの風景だった」p4 ラファエロの出生時の苗字はサンティ(Santi)だが、のちに人文主義的趣向からラテン語風にサンツィオ(Sanzio)と署名す…
上段 : バルビエ挿絵「バーデンの浴場」/ 下段 : 左3点 クラナッハ、右端 ラファエロバルビエのファイルには時空の異なるたくさんの様式がストックしてあったに違いありません。テキストに合わせて自由に様式を選び、イメージのおもむくままにバルビエワールドを創り上げたのでしょう。 「ビリティスの歌」ではギリシャ、「ミイラ物語」ではエジプト、「危険な関係」や「艶なる宴」ではロココ、さらにはシノワズリーやジャポニズムまで。時代も国も自由自在です。それにしても一度バルビエの挿絵で「お菊さん」を見てみたかったなあ。 今日の一冊は、今では忘れられた作家ルネ・ボワレーヴの「バーデンの浴場」です。ここに召喚され…
100日間の世界周遊バックパッカー旅で訪れた旅行記まとめとなり、 本記事は、15ヵ国目のベルギー編! 今回は、アントワープ観光のオススメ11選として厳選して紹介します!! ベルギー(アントワープ)観光の見どころ! 今回の旅の目的について! アントワープをがっつり観光! フランダースの犬のロケ地巡礼! ルーベンスゆかりの場所を訪問!! ブリュッセルの人気スポットを観光! 滞在エリアは、ベルギーの首都『ブリュッセル』となり、今回の1番の目的であるアントワープには日帰り観光で訪れました!アントワープは私の最も好きな画家であるバロック絵画の巨匠ルーベンスが生まれた場所であり、彼にゆかりのある場所が今も…
印象派とは1800年代後半に若い画家たちが立ち上げた美術サークルです。 主なメンバーはカミーユ・ピサロ、クロード・モネ、オーギュスト・ルノワール、エドガー・ドガ、ベルト・モリゾ、アルフレッド・シスレー、ポール・セザンヌ等 当時画家として成功するためには美術アカデミーで勉強して、アカデミーが主催する展覧会(サロン)に出品して認められて賞をとることが登竜門となっていました。 アカデミーで認められるには、「歴史画」といって聖書や神話の話をテーマにして、筆跡が残らない非常に綺麗なプロポーションの理想的な人物を描くことが「良い」とされていました。 例えば、こんな絵 アレクサンドル・カバネル『ヴィーナスの…
アトランティスは、古代ギリシャの哲学者プラトン(紀元前427頃~紀元前347)の著書『ティマイオス』及び『クリティアス』の中で記述された、伝説上の広大な島、及びそこに繁栄したとされる帝国です。 プラトンの時代の9000年前に海中に没したと記述されています。 アトランティスは、神ポセイドンと人間の女神クレイトの息子であるアトランティス王によって統治されていました。 アトランティス人は、非常に進んだ文明を持っており、科学技術、建築、政治において、当時の世界で最も進んだ国の一つでしたかぜ、アトランティス人は傲慢になり、ギリシャの都市アテナイと戦争を起こし、この戦争は10年間も続きアトランティス人は敗…
[今日の絵] 3月前半 1 de Vinci : ラ・ベル・フェロニエール1490 「フェロニエール」とは、額に着けられている金細工の飾り、ミラノのルドヴィコ・スフォルザ公の恋人であるルクレツィア・クリベリか、若々しくて生き生きとしており、とりわけ眼差しが美しい 2 Dürer : 若いヴェネチアの女性の肖像 1505 デューラーの二回目のイタリア旅行で描かれた、上流階級の若い女性と思われるが、上品な顔立ちといい、昨日のダ・ヴィンチの「ラ・ベル・フェロニール」と同様に眼差しの美しさなど、古典的で模範的な肖像画 3 Raffaello : ヴェールをかぶる女1516 モデルは、ラファエロの晩年の…
こんにちは。ぱなしのお玲です。 今日は、アトリビュートその2:聖母マリアの衣装編です。 まずはこちらをご覧下さい。 『無原罪の御宿り』 『書物の聖母』 『リンゴの木の下の聖母子』 はい、どれも赤い洋服に、青のマントの組み合わせをした女性が描かれていますね。 赤×青、これが聖母マリアを示すアトリビュートです。 キリスト教絵画では、聖母マリアを描くときには、教義上特別な意味が無い限り、赤い衣服に青いマントを着るというのが、ひとつのお約束になっています。衣服の赤は天の愛、マントの青は天の真実を象徴するとされており、 『美しき女庭師』 上に上げたラファエロの作品を見ても、画家がこのルールに従って、マリ…
▶先週の木曜日にバチカン美術館に行ってきた。世界中のどのガイドブックを見ても、ローマに行ったら必ず行くべしと書かれているように、この美術館は観光客にとっては必見の場所である。故に混雑することは当然覚悟の上である。ところで何が必見かと言えば、システィーナ礼拝堂のミケランジェロの壁画「最後の審判」と、通称ラファエロの間と云われる所にある一連の壁画だろうか。 ▶当日は午前9時過ぎに入館して午後3時前まで中にいたので、時間的にはかなり費やしているはずだが、今覚えているのは上記の壁画くらいで、それ以外の記憶が乏しいのはどうしたことだろう。あまりにも展示している美術品が多すぎるというのが一つの理由だが、館…
〜偉大な首都〜 今日は朝6時頃にローマに到着しました。1日ヴェネツィアを歩き回った後にバス泊は流石に疲労が溜まりましたが、無事に到着できて良かったです。着いた場所が郊外だったので中心のローマ・テルミニ駅にメトロで移動しました。 朝なのでそこまで治安は悪くなかったです。 ローマの天気は非常に気持ちが良い晴れでした。昨日バスで会った友だちが中心街にあるホステルに荷物を預けてくるのを待ってから最初に向かったのはローマ一番の観光地であるコロッセオです。 今日は月の最初の日曜日なのですが、毎月この日は全ての入場者が無料で観光地に入ることができるらしいです。幸か不幸かそのためにかなり朝早く行ったにも関わら…
ヨークタウンの戦いでフランス軍(左)、アメリカ軍(右)に降伏する英国コーンウォリス将軍 風雲急を告げる新大陸 王や王妃のスキャンダル暴露防止のため、王の密使となって度々英国に乗り込んで活動したボーマルシェ。 彼が次にのめり込んだのは、なんとアメリカ独立の支援でした。 『セビリアの理髪師』『フィガロの結婚』の作者が、ここまで歴史に食い込んでいたとはあまり知られていないでしょう。 当時、フランスは七年戦争で英国に負け、特にアメリカ新大陸の植民地をかなり英国に奪われてしまいました。 また、ドーバー海峡に面したフランス領、ダンケルク要塞の破却も、パリ講和条約で決められ、さらに英国監視官の常駐まで認めさ…
神話は私たちの遺産であり、奇跡の宝庫。ギリシャ神話の神々は様々な奇跡を起こし、似たような奇跡は『古事記』の世界でも珍しくありません。超自然的な奇跡が物語をつくり、民族の歴史の出発を飾ったのはいつも奇跡でした。『旧約』の奇跡はギリシャ神話や古事記の奇跡によく似ていますが、『新約』の奇跡はキリスト、マリア、使徒たちの奇跡で、正に「宗教的」な奇跡でした。 聖書の奇跡は絵画や彫刻の格好の題材となり、多くの傑作を生み出してきました。画家は奇跡に刺激され、奇跡は多種多様に描写されることになります。聖書の挿絵を描けと言われれば、その大半は奇跡の挿絵になります。それほどに聖書物語は奇跡物語なのです。そこで、画…
▶ローマ3日目の火曜日は、ローマ・カトリックの総本山であるサン・ピエトロ大聖堂の訪問から始まった。本来は月曜に行く予定だったことは既に書いた通り。ここは宿泊しているアパートから2km程の距離なので、日曜の午後一度下見に来ているが、その時は広大な広場を横切るように長大な入場待ちの行列ができているのを見て、驚いた。列の進み具合からして2時間以上は並びそうな気配だったからである。 ▶大聖堂が開くのは午前7時からなので、一番乗りすれば何とかなると思い、昨日とは異なり気合いを入れて午前6時半にアパートを出た。朝は早いが、既にクルマの量は多い。ティヴェレ川を超える時に右前方にサンタンジェロ城が見えてきた。…
おはようございます。 3月6日(水)、イタリア旅2日目のフィレンツェでの様子です。 やはり疲労が溜まっていたのか、普通に寝て普通に目覚めたら午前11時過ぎでした。ただ、時差ボケはほぼ解消し、イタリア時間(というか中部ヨーロッパ時間)に適応できている感はあります。ただ、悲しいことに、起きるのが遅すぎてホテルの朝食はいただけませんでした🥲 取り敢えず気を取り直して、フィレンツェ散策に出かけることにします。一番行きたいのは、何と言ってもウフィツィ美術館。あとはドゥオーモにも行きたいです。本場のパスタ料理も食べたい。とにかくやりたいことが多すぎて贅沢に悩みました。 フィレンツェ中央市場 サンタマリアノ…
彼が持って行った革製大型旅行鞄はショルダー型のスーツ・ジャケットも入れられる優れもの。英国製メーカー品で物も良く格好も良い。しかし重く大きく邪魔になる。その鞄は自分で持つという前提にない、重すぎる。彼の家では、それは「使えない」や「無駄」の象徴になった。一家はそれを形容詞に使う。例えば「それはまるで、あのでかいバックの様につかえない・・」と言うように。これまでその旅行バッグは5回しか使ったことがなく、その記念すべき1回目がこのイタリア研修旅行。その後3回は彼が使用し、長女が1回使用した。彼女が「重すぎて体を壊した」と話すほどそれは恐ろしいバッグだ。しかしそれを使うと時折「イギリスのメーカー品な…
2023年夏、コロナを経て約4年ぶりの海外旅行。アラフィフ母と中一息子のイタリア二人旅の様子をお届けします。 今回はDay3はフィレンツェ観光の目玉!ウフィッツ美術館、ベッキオ宮殿とドゥオーモです! ボッティチェリ、ダビンチ、ラファエロ巨匠の作品が目白押しのウフィッツ美術館 「インフェルノ」の舞台、ベッキオ宮殿 フィレンツェのシンボルドゥオーモ ボッティチェリ、ダビンチ、ラファエロ巨匠の作品が目白押しのウフィッツ美術館 フィレンツェ観光のメイン日。まずは、ダヴィンチ、ラファエロ、ボッティチェリ、美術界の傑作が集まるウフィッツ美術館。あの有名なボッティチェリのビーナス誕生や春、はじめ、ダビンチや…
空港に着くと、まあまあ歩いてから、入国審査がある(めっちゃ適当だけど20分くらいは並んだ。タイミングによってはもっと並ぶかも。)。 荷物を受け取ってすぐに出口があり、黄色の電車マークに従って(確か上に)いくと鉄道の駅に着く。駅の前に券売機があるので、そこでチケットを買う。行き先を選ぶと、時間が選べて乗り換え込みでチケットを買える。改札を通ると、線路の横に切符を使用済みにする機械がある。これをやらないと使いまわせちゃうから犯罪らしい。左寄りに挿すとカチャッと音がするので、それで打刻?される。といっても切れ目みたいなのが入るだけ。 写真の左右2つある緑のやつが打刻機 7:12の電車を取ったのだけれ…
多分、私の父方の祖父が今の姓に養子に出されたのでね。以前の姓は、水落でした。コマツは私が新入社員で入社してくるとき、私の先祖をよくよく調べたと想われますよ。当時のコマツ社長は片田哲也社長ですからね。敗戦時、十四歳まで帝国憲法を習われている。ですから、片田氏の精神の根幹をなしているのは、修身ですね・・・又、コマツは、武器商人でもありますから。(社外秘)その事実を隠蔽して、新人を誑かし、今の憲法生まれの人を小山工場に集めて、クビを斬らせたのが、片田氏ですね。クビを斬られたのが、新人、二年目辺りのコマツ社員ですね。コマツに入社すると、異性を巡って、白か黒かだけを問われるのですね。東日本大震災発生時刻…