2匹の兎を追いかけると1匹も得られない。わかっているつもりだ。断捨離も生活の知恵だろう。それでも二兎をものにしたい。何と欲張りなことか。 ラフマニノフ作曲 前奏曲嬰ハ短調 作品3の2「鐘」若しくは「クレムリンの鐘」とも呼ばれる。後者の呼び名はこの際葬りたい。この鐘の音を表したと思われる箇所が、最も気に入っている。しかも弾きやすい。 ドビュッシー作曲 ベルガマスク組曲の第3曲「月の光」ようやく暗譜ができた。もう楽譜は開かなくてよい。 いずれもあと一歩だ。2曲とも練習にかなりの時間を取られる。ピアノの前に腰かけるのが、苦痛にさえ思う時がある。片方を諦めたい。その候補はラフマニノフだ。皮肉なことに練…