・あくまでも重要なのは真理であって、その母たる歴史は時間のライバル、出来事の保管所、過去の証人、現在の手本にして教訓、そして未来への警告なのである。 ・運命というものは、人をいかなる災難にあわせても、必ず一方の戸口をあけておいて、そこから救いの手を差しのべてくれるものよ。 ・…「強欲は袋を突き破る」と諺に言うように、どうやらおいらの希望も欲のために引き裂かれちまったらしいや。 ・…諺というものは実によく真実を言い当てるものだと、わしはつくづく思うぞ。いずれも、あらゆる学問の母ともいうべき経験から引き出された格言であってみれば、真実であるのが当然かもしれぬ… ・…この世に、失った自由を回復するほ…