Le Crime de Monsieur Lange
1936年のフランス映画。
監督はジャン・ルノワール。
出演は、ルネ・ルフェーヴル、ジュール・ベリ、ナディア・シビルスカヤ、フロレル、シルヴィア・バタイユ。
人民戦線的映画の代表作。
原案のジャン・カスタニエ、脚色・台詞のジャック・プレヴェール、助監督のピエール・プレヴェール、出演者のモリス・バケ、シルヴィア・バタイユらは、1933年に創設された左翼的前衛劇団「十月集団」の団員である。
悪辣な出版社・印刷所経営者が資金繰りに窮して会社の資金を横領し逃亡する。彼は列車事故で死んだと思われる。
そこで残った従業員たちが社を引き継ぎ、共同経営を始める。
人気作家になったランジュ氏の小説が売れ、経営は軌道に乗るが、死んだはずの経営者が帰ってきてランジュ氏に、身勝手な権利主張をする。思い余ったランジュ氏は従業員らの権利を守るため、あえて犯罪を犯す。