855話 プレラが二番目の皇女に手を伸ばした時、ラティルはプレラが、まだ力をコントロールできないことを思い出しました。 ◇刺々しい雰囲気◇ ラティルはプレラに、 赤ちゃんは、 まだ目で見るだけにしておこうと 言って、プレラの手が 赤ちゃんに届く前に、 その小さな手を握りました。 プレラは、ラティルに手を握られると 嬉しそうに笑いながら 「バーバ!」と叫びました。 ラティルは、 「お母様って言って」と 言いましたが、プレラは 再び「バーバ!」と叫びました。 乳母は勘がいいので、 プレラが赤ちゃんに触れるのを 皇帝が防いだことに気づきました。 やはり皇帝は、 第一子より第二子の方が 気に入ったのだ…