Lance Armstrong 、1971年生まれ、アメリカ、テキサス州出身
水泳、トライアスロンを経て自転車ロードレースの世界へ。92年のバルセロナオリンピック出場後にプロ転向(当時のオリンピックはアマチュアのみの大会だった)、翌年のプロ初シーズンでツール・ド・フランスでステージ1勝、世界選手権プロロードレース優勝。95年にもツール・ド・フランスでステージ優勝している。
96年のアトランタオリンピック後に睾丸がんが発見され、命もあやぶまれたが、98年に復帰、翌99年にツール・ド・フランスで初の総合優勝、以来、歴代のチャンピオンに並ぶ5連勝、そして2004年には誰も過去になしえなかった、前人未踏の6勝を6連覇でマーク、所属していたUSポスタルサービスから2005年にスポンサーが変わったディスカバリーチャンネルになった2005年のツール・ド・フランスで圧倒的な力の差で7連覇を達成し、レース前からの予告通り、サイクルロードレーサーとしてのキャリアに前人未踏、今後も不可能といわれるツール7連勝の大記録を残し、2005年7月24日に現役を引退した。
今後は家族と恋人のシェリル・クロウと静かな時間を過ごすことを第一にしながら、ディスカバリーチャンネルのスタッフとしての活動や自転車界全体の発展、がん撲滅運動(LIVESTRONG)などの活動を中心に第二の人生を送る予定。
2006年2月にシェリル・クロウとは破局。引退後に1999年のツールにおけるドーピング疑惑がかけられたが、このたび調査結果が出てシロとなった。
2006年、ニューヨークマラソンに参加を表明。
2008年9月、2009年にサイクルロードレースへ現役復帰することを表明。
2009年1月、ツアー・ダウンアンダーに出場して現役復帰。
2011年1月のツアー・ダウンアンダーを最後に再び引退。
その後、エリスロポエチンやステロイドなどの禁止薬物を使用し、1986年から自己輸血などの禁止行為を行っていたとしてUSADAがドーピング違反を告発。無実を主張していたが、告発の取り下げを求めて連邦裁判所に申し立てを行っていたものの棄却され、これ以上法廷闘争と続けない事を発表。1999年から2005年までのツール・ド・フランス優勝を剥奪、永久追放処分を受ける可能性がある。
2013年1月14日、アメリカの人気トークショー「オプラ・ウィンフリー・ショー」の番組収録にて、薬物使用を告白したと報道された。*1