コンピュータゲーム用語。和製英語。
主にコンピュータRPGにおいて、フィールド上で敵を識別することができず(敵キャラクターが表示されず)、一定確率で敵と遭遇し、戦闘パートに移行するゲームシステムをいう。その際の敵との遭遇率を「エンカウント率」という。
ドラゴンクエストシリーズ、ファイナルファンタジーシリーズ、ファンタシースターシリーズ、ポケットモンスターシリーズなど多くのRPGで採用されている。
エンカウント率は一定ではなく、平原や道路などの地形では低めに、山や森などの見通しが利かない場所や夜間は少し高めに設定されている場合が多い。エンカウント率を下げるスキルやアイテムが用意されているゲームもある。
プレイヤーが任意に敵とのエンカウントを避けることができないため、エンカウント率が高いとプレイヤーに多大なストレスを与えることになる。昔のゲームは総じてエンカウント率が高い傾向にあった。
近年は、ランダムエンカウント方式よりも、敵と戦うかどうかの判断がプレイヤーに委ねられている「シンボルエンカウント」の方が好まれる傾向にある。