応答時間が一定の範囲内にあることが保証されているOS。
リアルタイムでないOSでは,スループットを高めるために,ある処理の実行要求を受け取ってもそれを保留し,現在実行している処理を続行する場合がある。リアルタイムOSでは,確実に実行要求を受け取るハンドラが起動される。
応答時間は,早いものでは10μsec程度,遅いものでも数10msec程度である。
リアルタイムなイベント処理を行なわなければならないようなソフトウェアは,携帯電話,車,制御機械など,組み込みシステムで使われることが多いため,組み込み用のOSとして利用される。日本の製造業の得意分野である。略称はRTOS。