立憲民主党が提出した岸田内閣に対する不信任決議案と細田博之衆院議長への不信任決議案が否決された。 「内閣不信任」はよく聞くことだが、そもそも内閣不信任決議案は衆院議員51人以上の賛同者があれば提出でき、最優先で採決されるもので、憲法の規定で可決すれば首相は衆院を解散するか、内閣総辞職しなければならない。 しかし、今回は、野党の足並みが揃わなかっただけでなく、そもそも不信任のためには「過半数」の賛成が必要で、衆議院は、与党は2/3までには至らないが、「絶対安定多数」※という状況で、可決の見込みはない中での不信任案。選挙前の茶番劇だという批判も。 なお、「議長」の不信任決議については、これまでも出…