先週2回にわたって、生物が地球の陸上に進出したときのことをかんがえた。 thinkeroid.hateblo.jp thinkeroid.hateblo.jp 陸上化初期のシナリオは、コケ植物であれ、地衣類であれ、結局は、水場から離れて継続的に繁栄することは難しかっただろうことを見てきた。たまに降雨のときに給水して光合成をおこなう、としても、そうした水が干上がったのちは、また休眠状態に入っていたと考えることが自然に思われる。 そこに満を持して登場したのが、維管束という水利システムを内蔵したシダ植物だったわけである。本シリーズで書いてきたようなことは以下の本に詳述されている。 化石の植物学: 時…