リスクを洗い出し、リスクの特質を理解し、その大きさを評価し、許容できるかどうかを査定する一連のプロセス。risk assessment。危険査定。
リスクマネジメントにおけるリスク対応策定の前段階にあたる。
多くの場合は、リスクの発生確率とそのリスクによる損害の掛け算をすることで、リスクがどの程度の影響力を持っているかを評価する部分に重きが置かれる。
例えば、ある企業を考えたとき、発生確率が高いが損害が軽微なリスク(従業員の病欠)と、発生確率が低いが損害が重大なリスク(大災害による業務停止)のどちらがより経営に影響を与えるかを定量的に評価する。これによりリスク予防策にどれだけのリソースを割り振るか、保険契約の妥当性評価などの経営判断が可能になる。
よくわかるリスクアセスメント―事故未然防止の技術 (中災防新書 (014))