ジョー・オダネルのような良心を持ったアメリカ人がいたことは、私たちにとっても救いですね。かつては、アメリカの世論の圧倒的多数は、「原爆投下は正しかった」というものでした。原爆の投下が、日本の敗戦を早め、多くのアメリカ人の命を救った、という意見でした。この見方がアメリカ政府の見解で、今日のトランプ大統領も、これを踏襲しています。ジョー・オダネルが米国で写真展を開こうとしたとき、在郷軍人会などの反対で、断念したこともあったようです。日本でも、戦争での歴史的事実を記載すると、「自虐史観」だとして、排撃する人たちがいるのと、よく似た構図です。マンハッタン計画の一翼を担い、プルトニウムの生産で原爆の開発…