※susとフリジアンコードはⅡーⅤ進行の代理として一つのコードでリハーモナイズできる。 ・sus 「4thが3thに取って代わっているという根強い誤解」がある。 多くが3thが4thの上だが、遥かに不協和(短9度を形成)に響く3thの上で4thでも可能。 G7sus4 ,Gsus4, F/G, Dm7/G ・フリジアンコード ルートの代わりに13thをベース・ノートにしたドミナント7thコード ex. Eフリジアン(Esus♭9)はA△7に滑らかに解決。ルートで見たV(E音)→I(A音)
教授は本当にコマ送りのように作っていった。それを目の前で見せてもらって勇気をもらいました 2023年3月28日に坂本龍一さんが他界されて、1年を迎えた。この追悼企画では、ソロ作品を中心に坂本さんと共作したミュージシャンやクリエイター、制作を支えたエンジニアやプログラマー、総計21名の皆様にインタビューを行い、坂本さんとの共同作業を語っていただいた。 1999年から2005年まで、世紀の変わり目に坂本をアシストしたシンセプログラマー毛利泰士。『御法度-GOHATTO-』のサントラやオペラ版『LIFE』(どちらも1999年)、一大プロジェクト『ZERO LANDMINE』(2001年)などに携わっ…
今朝はうっすらと雪が積もり二月に逆戻りしたような気分になりました。確かこの土曜日までお彼岸だったはずですが今年は寒いですね。 昨日は打ち合わせのため朝から梅田に出ていましたが、午前11時ごろを過ぎればどこから湧いてくるのかわからないぐらいの人また人。本当に東京と大阪だけに人口が集中しています。。。 午後1時になれば地下のワインバーで出来上がる人もいてさすが祝日だと思いました。店頭には安くて美味しくてワインが並び、私が20代、30代なら打ち合わせ後はぱーっとやっていたことでしょう。 還暦過ぎた私はアルコールはほぼ卒業。カフェで弱アルカリ食?です。それでもリキュール入りのカフェコレットだけは別でし…
おはようございます。 7時起床、早起き成功。やわらかパン。 私が愛してやまないバンドMeshuggah、またもセトリ更新。なんと最新アルバムから《Kaleidoscope》《God He Sees In Mirrors》が仲間入り!!!前者はまだしも後者はリズム構成が複雑(ある意味シンプルだが)なので演奏されることは無いのかと思っていたので、びっくりした。ファンショットのライブ映像も上がっていて、流石の再現度だった。ド派手な照明も相変わらず。ヘドバントマラン。 最新アルバムで最も複雑な《Phantoms》が演奏される日も遠くはないのかも。 というか私はMeshuggah沼からいつ抜け出せるのだ…
youtu.be 「メーデー歌」 作詞:大場勇 作曲:永井建子 Old Japanese Revolutionary Song ソウル・フラワー・ユニオンのバージョンもありますが、もともとは1922年の第三回メーデーで発表された日本の古い労働歌(革命歌)。歌い出しから「聞け万国の労働者」とも呼ばれる、戦後も歌い続けられていた有名な曲です。原曲とのギャップが面白いかなと思ってジャズバラード風にリハーモナイズしました。作詞の大場勇は、原曲が発表された1922年当時池貝鉄工所の従業員・労働組合員。メロディーは、「アムール川の流血や」や「歩兵の本領」といった既存の曲を流用したもので、いわば替え歌。これ…
2023年春から、JVCケンウッドが実証実験を開始したQUIET STARS。「“音”でつながる!」をキャッチフレーズに、誰かの投稿へ次々と音を重ねていけるサービスだ。サンレコでは9月に、DÉ DÉ MOUSEへこのQUIET STARSでの“お題”の提供を依頼。ピアノのフレーズと「懐かしさ」というテーマが設定された。その投稿の中から、DÉ DÉ MOUSEが「懐かしさ」を感じた作品や、彼の興味を引いた楽曲をピックアップして、コメントしてもらった。 QUIET STARSやお題に関する記事はこちら 投稿作品の聴き方 以下、曲タイトルをクリックすると当該投稿のQUIET STARSページにて試聴…
ダンス・ミュージック感をキープしつつもロックの要素を取り入れるというアプローチです 最後のリミキサーは、BiSHやBiSをはじめ近年では新しい学校のリーダーズの楽曲なども手掛ける松隈ケンタだ。松隈が制作した「Highlights」リミックスは、タムやシンバルが荒々しく鳴るドラムに、シーケンスやギターが絡み合うサウンド。ロックとダンス・ミュージックの良いとこ取りをしたようなこのリミックスの制作手法について、詳しい話を伺った。 Text:Susumu Nakagawa Photo:AmonRyu 歌を引き立たせるような方向にアレンジ ——題材曲「Highlights」を聴いた感想はいかがでしたか?…
「天才たちのワンフレーズ」シリーズ、今回はChick Corea Vol.3です。 今回のフレーズ フレーズ分析 まとめ 応用例 さいごに 今回のフレーズ ではまず今回のフレーズを聞いてみてください。 これは『Vulcan Worlds』という曲でのシンセソロです。 「Em7」ワンコードでのアドリブになっています。 ワンコードにもかかわらずどんどんカラーが変化していく流れが面白いので、今回はこの4小節を全部解説したいと思います。 フレーズ分析 このアドリブは「Em7」ワンコードです。 トニックマイナーではエオリアンやジャズマイナーなどを使うことが多いのですが、チックは全体的に「Eドリアン」で…
こんにちは。プロデューサー/DJ/トラック・メイカーのSam is Ohmです。今回で第3回となる僕のPRESONUS Studio One(以下S1)連載。先日リリースしたシングル曲「アネモネ feat.おかもとえみ」のソング・ファイルを題材にして、作曲やアレンジにおけるS1活用法を紹介します。 解説:Sam is Ohm|第3回 オーディオのコードをMIDIに変換 コードトラックの応用術 曲の作りはじめやアレンジに行き詰まったとき、僕はS1のコードトラック、歌詞トラック、アレンジトラックを併用して、いろいろなアプローチを試します。 まずはコードトラック。ソング(楽曲)のコード進行を指定する…
目次:クリックで各項目へ飛べます 自由な即興 Tank! ーー5年ぶりの邂逅 5年ぶりとは何を指すのか ござさんとTank! がたどってきた足跡 Tank! ーーござの日ライブ版 Tank! ーーYoutube動画版 おまけ:グランドピアノならではの疑問 自由な即興 唐突だが、ござさんの数ある演奏の中でも、自分の大好きな動画を貼ってみる。Youtube動画ですらないTwitter投稿だが。2021/5/3のござの日のリハ演奏。 5月3日のライブ会場での昨日の下見の様子(というかずっとピアノ弾いてた) pic.twitter.com/ciHVeimj9n — ござ @本が出ました (@gprza…
この曲は、ほとんどのマイナー・キーの曲と同様、平行調と行ったり来たりしますが、8小節目は、7小節目の並行メジャーのトニック・メジャーから9小節目の元のキーのトニック・マイナーへ進行するところです。 よって、8小節目は9小節目Imへのトゥ・ファイブということで、IIm7(♭5)-V7 としてしまいがちです(マイナー・キー側を I として説明。以下同じ)。 この場合、通常であれば V7 には短9度のテンションを取りがちです。しかし、ストレート・メロディが2拍目から4分音符で階名「ミ・ファ♯・ソ♯」となっているため、少なくともテーマでストレート・メロディを前提とするのであれば、3拍目のV7で短9度(…
AABA形式のブリッジ(セクションB)からセクションAに戻るところです。 ブリッジは長3度上のマイナー・キーに転調していると理解すればよいのだとは思いますが、ここは元のキーに戻るところなのであえて曲全体の(あるいはセクションAの)キーで表記します。 素直に演奏するならば、IIm7 | V7 | で演奏できるのですが、それまでハーモニーが2拍ずつ動かすこともできるので、ハーモニック・リズムの観点からもそれではややあっさりしすぎている気がしていろいろとバリエーションをつけたくなるところです。 音源をチェックしてみましょうか。 1953年、Frank Sinatra:IIm7-♭VI7 | V7 |…
「天才たちのエンディング」シリーズ、今回はBill Evansのフレーズを紹介します。 今回のフレーズ フレーズ分析 キーを変えてみる まとめ 応用例 さいごに 今回のフレーズ ではまず今回のフレーズを聞いてみてください。 これは有名な『Danny Boy』という曲でのエンディングです。 『Danny Boy』は、アイルランドの民謡である『ロンドンデリーの歌』に歌詞をつけたものです。 Bill Evansは「Key=G」で演奏していますが、エンディングでは面白い転調をしています。 今回は細かいフレーズよりも、3小節めからのコードの動きを紹介したいと思います。 フレーズ分析 ではフレーズを細かく…
数え方を間違えていなければ、ブリッジの5小節目です。 曲全体としてはマイナー・キーですが、最初のセクションAの13小節目で同主調に転調し、またブリッジ後半は平行調に転調しています。 そのブリッジ前半は、大雑把に Vm7(♭5)-I7-IVm7―これは元のキー基準で書いています―となっています。これは、下属調に転調したとも、単にサブドミナント・マイナーに行っただけともどちらとも解釈できると思います。私はどちらかといえば前者かなと思いますが、ここは感じ方の問題です。 そして、35小節目(ブリッジの7小節目)が並行メジャーのトニックで、ブリッジの後半は並行メジャーに転調しています。そして、33-35…
ジャズで取り上げる曲は、民謡やクラシック音楽をもとにした曲を別にすれば、概ね1920年代以降に作られた曲がほとんどです。 この時代になると、純粋なマイナー・キーの曲はごくわずかで99%くらいの曲が平行調か同主調のメジャー・キーに一時的に転調します。私が調べた範囲では、ジャズの演奏で取り上げられる曲のうち、平行調や同主調のメジャー・キーに転調しない純粋なマイナー・キーの曲は、マイナー・ブルースと、「素敵なあなた」の邦題で知られる Bei Mir Bist Du Schön くらいではないかと思います。調べ方が甘い、とお叱りを受けるかもしれませんが、ぜひご自身でマイナー・キーの曲をあたっていただけ…