フランスの映画発明者リュミエール兄弟の作品を紹介する映画。いわば映画の映画である。 リュミエール兄弟は、エジソンが発明したキネトスコープから影響を受け、動画を映写する装置(シネマトグラフ)を発明した。1895年のことである。 17メートルのフィルムを手回しで撮影し、一本の長さは50秒。 本作では、リュミエール兄弟の110本の作品を同時代の作曲家フォーレの音楽と共に紹介する。 リュミエール兄弟は、まず地元のリヨンやパリの風景を記録し、上映した。50秒の作品を11本を上映するというものだったが、大盛況だった。 代表作は、「工場の出口」。工場からドレスを着て大きな帽子をかぶった女性たちが次々と出てき…