岩井俊二の映画(小説)「リリイ・シュシュのすべて」の略称や、その中に登場する歌姫「リリイ・シュシュ」を指す時に多い誤記。 「リリィ」ではなく「リリイ」と書くのが正しい。
類似:リリィシュシュ 映画版のことを指していることが多いと思われるため、カテゴリー:映画としました。
リリイ・シュシュのすべて 『14歳のリアル。』 2001年に公開された岩井俊二監督の日本映画 私が11歳の頃に公開された映画。 めちゃくちゃ中二っぽくて めちゃくちゃ暗い。 綺麗な田園風景、狭い田舎の関係、思春期、学校、いじめ、万引き、暴力、レイプ、援助交際、ピアノ、リリイ・シュシュというカリスマ的な人気の歌手の歌、ドビュッシー、パソコンのキーボードを打つ音、ネット掲示板、鬱々とした気だるげで霞がかった雰囲気。 だけど映像と音楽が不快なくらいにマジでキレイで そのなかで14歳位の若い世界の狭さのなかでぐるぐるぐるぐる回ってる人間関係とか感情とかそういうのをみせつけてきて 私の柔らかい部分がメキ…
興味のおもむままに仕事を受けていたら、ジャンルが多岐にわたってしまい「ヨシナガが何をしている人なのかわかりにくい」と言われることがよくあります。そこで今回は、長くなるかもしれませんが今までの仕事と経歴をまとめてみたいと思います。自分がWEB上で知られるようになったのは「僕の見た秩序。」という個人サイトが大ヒットした2003年以降の話なので、アルファブロガー、インフルエンサーとして紹介されることが多いですが、実はそれ以前にも色々あったので初の集大成まとめです。 目次 1998年(18歳、学生) 1999年(19歳、デザイン・映像) 2000年(20歳、映像仕事増える) 2001年(21歳、映像仕…
"正月の何がめでてえんだ" みたいな記事を書いている場合ではありませんでした、正月は英語禁止ボウリングしかないのです。英語禁止ボウリングがあるから正月なんです。順番が逆なんです、そういうことなのです。 Abemaにて視聴、とても晴れやかな気持ちで新年を迎え入れることができました、本当にありがとう。 そして、志村けん氏がいないという現実を目の当たりにして少しだけ心が萎むのである。セクシー美女を前に背中を少しだけ丸くしてキスを待つ助兵衛な横顔を見ることができないのである。ナイナイと鶴瓶師匠とのワチャワチャをみることができないのである。 この番組でしか得られない感情がある、だからずっとずっと続いて欲…
12/31(土)大晦日は出かけたくなかった。 大掃除は終わっているし、お節はふるさと納税で頼んだものが既に届いていた。仕事に少しでも手をつけておきたいし、今日は家の中でゆっくりと過ごしたいな‥と思っていた。が恋人はというと、もうすっかり連休に飽きてしまっていた。「暇だ!出かけよう!今日はもう街も空いてるよ!」と朝から騒ぐ。とりあえず11時に近くのスーパーに行くことにした。スーパーは人でごった返していて、客も店員もどこか殺気立っていた。いつもスーパーにいない層の人たちが来ている感じがする。10艦入の寿司パックがラスト1つだったので手に取ると、後ろから来たおじさんにやたらと見られて怖かった。あの人…
誰も期待してない、オレAWARDS 2022今年はなんと!画像or動画付きにブラッシュアップさせて発表していきます〜〜 (そんなもんか)《今年のアルバム》 *World Wide Pop/Superorganism 《今年のレコード》 *呼吸/リリィ・シュシュ 《今年の一曲(海外)》 *Sigriswil/Kim Kyoung Hee - 自己満的音楽生活ノススメ 《今年の一曲(国内)》 *雨燦々/King Gnu - 自己満的音楽生活ノススメ 《今年のレーベル》 *HOLIDAY! RECORDS 《今年の映画》 *THE FIRST SLAM DUNK 《今年の一冊》 *灼熱/葉真中 顕 …
人間は如何に傲慢で捻くれているかを教えてくれる。 『アフター・ヤン』 www.youtube.com 「コロンバス」のコゴナダが監督・脚本を手がけ、アレクサンダー・ワインスタインの短編小説「Saying Goodbye to Yang」を独創的な映像表現で映画化したSFドラマ。 人型ロボットが一般家庭にまで普及した近未来。茶葉の販売店を営むジェイクと妻カイラ、幼い養女ミカは慎ましくも幸せな毎日を過ごしていたが、ロボットのヤンが故障で動かなくなり、ヤンを兄のように慕っていたミカは落ち込んでしまう。ジェイクは修理の方法を模索する中で、ヤンの体内に毎日数秒間の動画を撮影できる装置が組み込まれているこ…
12月22日木曜日。 8日ぶりの休日。「夢があるので」と言い残しパン屋を辞めてから1年が過ぎた。 黒く焼け焦げたベーコン。台所の蛇口で髪を濡らして寝癖を直した。埃のたまりやすい床。ひと月かかって飲み終えたにんじんジュースの瓶に、おととい買ってきてベッドの後ろに隠しておいた花束を生けた。淡い緑色の花の蕾が落ちたのをほしさんが拾い、小さなコップに薄く水を張って置いてくれた。 どうして泣くのか理由を説明できる。しかし話すということの速度に私は追いつくことができない。文章を書くということは私にとって才能でも芸術でも何でもなく、これが最も適切な伝達手段に過ぎないからだと言えば、葉が縁から緑色を失う様に似…
岩井俊二『Love Letter』を観る。岩井俊二は「ノスタルジーの魔術師」なのだな、と思う。彼の映画をすべて観たわけではないので間違いもあろうが、これまで触れてきた範囲の映画を観ていて思うのは斬新さではなくむしろ「懐かしさ」「ノスタルジー」なのだ。パソコン通信が登場する『リリィ・シュシュのすべて』にしても、現代を舞台にしてスマートフォンも登場する『リップヴァンウィンクルの花嫁』にしてもそれは変わらない。「懐かしい」映画という印象が彼の映画から醸し出される「安定感」「岩井俊二印」と繋がっているように映る。彼の長編デビュー作であるというこの映画を観ていてもその「岩井俊二印」を堪能することができた…
あまりにも辛気の毛が強過ぎて書く方もつらくなった。最近ハマってることについて書こうと思う。 『リリイ・シュシュのすべて』(2001)は日本の映画監督岩井俊二氏の映画で、2001年に公開された。 内容は思春期の人間関係や、時期特有の雰囲気というか、こういうことを書くのが苦手だな、 実はハマっているのは映画の方ではなくて、「リリイ・シュシュ」だ。 映画内では架空のアーティスト「リリイ・シュシュ」が登場する。デビュー時のSalyuが演じているのだが、実際に曲があり、ミニアルバム『呼吸』も映画公開同時期に発売された。 映画内の登場人物は、このリリイ・シュシュというアーティストを熱狂的に(そこまで狂って…
KINOCINEMA横濱みなとみらいで『アフター・ヤン』鑑賞。「珠玉の作品」とも呼ぶべき名作を、再びA24が生んだ❗ ヒト型ロボットが人間の人生の伴侶として「普通に」受け入れられている近未来。アイルランド系の父親ジェイク(コリン・ファレル)とアフリカ系の母親キラ(ジョディ・ターナー=スミス)、中国から養子に迎えた一人娘ミカ(マレア・ウェラ・サンドラウィジャヤ……中国系なのに、名前はなぜか日本名 笑)、そしてロボット(映画の中では※1「テクノ」と呼ばれています)のヤン(ジャスティン H. ミン)は、※2仲の良い理想的な家族でした。 ※1 この映画で音楽を担当している坂本龍一へのオマージュでしょう…
しょーもなダジャレで始めた『映画の採点(祭典)』もこれで丸っと二年を経過して第20弾となりました。 一記事20作品、計400本の映画の感想を書き綴ってきた事になります。一言二言とはいえ、積み重ねてきた充実感は、、、映画400本くらいじゃ流石に無いですね。知ってました。TLに鑑賞本数オバケが多すぎて麻痺してる。 カテゴリー「映画の採点」から過去のエントリーも覗いて頂ければ欣喜雀躍。 では。 『子供はわかってあげない』 【評価】B 【監督】沖田修一(滝を見にいく) 【制作国/年】日本/2021年 【概要】田島列島の人気漫画を実写化した作品。魔法少女アニメをきっかけに男子モジくんと仲良くなれた水泳部…
ハードルを下げる手法をとる映画というものがある。例えば岩井俊二はその名手で、ほとんどの作品でその手法を使っているのではないか? 例えば、『リップヴァンウィンクルの花嫁』の綾野剛はどこかわざとらしい演技をしているが、それは彼が作中で実際に人を騙すために演技をしているからだと説明がつく。また、岩井俊二はホームビデオ風の映像を、作中によく挿入するが、これも「映画的でない演技・演出」を映画のなかに組み込む手法の一つである。 このように、映画的にはアウトとみなされる演技や演出(身も蓋もない言い方をすれば、下手にみえる演技や演出)でも、作中でそうである理由を示すことで、作品のリアリティを損ねないようにする…
最近読んだ小説や観た映画、プレイしたゲームの感想について書きます。 小説 昨年はSF恋愛小説みたいなのばかり読んでいた。その最たるものがスタニワフス・レムの『ソラリス』で、あとは秋山瑞人の『イリヤ』とか桜坂洋の『ALL YOU NEED IS KILL』とか、そのあたりの名作ラノベも読み返した。あとはちょこちょこディックとか、村上春樹訳の短編とか読んでいたように思う。フィッツジェラルドみたいな。 今年はもう恋愛もSFもしばらくいいかなという気持ちで、長編大作に挑みたくなって、ガルシア・マルケス『百年の孤独』を読んだ。とにかく文章から滲み出る熱気と湿度がえぐい。これがラテンアメリカ文学かーという…
もちろんオレには感情があるので この映画をみていて こいつきらいとか こいつどうかしているとか こいつしんじゃえとか いろいろ思うわけよ そしてオレはこの映画で「こいつは好き」 と思えるやつがひとりもいなかったんだ もちろん救ってくれる人がいないというのは 人間社会のリアリティである オレはずっといろいろ考えてたんだ たとえばリリィ・シュシュ 学校でいじめがある 教師をはじめそれを解決したり救ってくれたりする人間は誰もいない その通りだ 誰もいない 乾いているというのはそういう意味で 世界は絶望に満ちており 泣きわめくようなことさえももうない ということなのだが そもそも あみ子は泣くことも嘆…
思いつく限り。古いのばっか。 まずはやっぱりラ・ラ・ランド😶 大好きなんですよねえ。。 www.youtube.com オープニングが最高ですごく引き込まれるし感動して泣いちゃう。 映画2回見に行ってサントラも買ってずっと聴いてました・・・・・・・ 当時妹にラ・ラ・ランドが好きだって言ったら、『見に行ったけど全然おもしろくなかった。途中寝てた。何がそんなにいいの?』って返ってきて、 は!? ってなりつつ、何がそんなに良かったのか・・考えてみたんだけど、一番はやっぱり音楽かなって思いました。 Another Day of Sunなんて一度聴いたら耳から離れないんですよね。 エマ・ストーンかわいい…
カナリヤです。日常報告シリーズ音楽編。前回はこちら。 mywaymylove00.hatenablog.com 今月はなんだかバタバタで、その上ひと足早く訪れた夏の暑さにやられてしまったのか、どうにも疲れが抜けませんね。記事更新も遅れてしまったのはなんとも悔やまれます。