リーガルリリーの海さんがInstagramで紹介していたので読みました。雪沼とその周辺 (新潮文庫)作者:敏幸, 堀江新潮社Amazon「雪沼」という架空の寂れた田舎町を舞台に、そこに暮らす普通の人々の平凡な人生の哀歓を描く7編の短編集。作中に出てくる川の名前を調べると栃木にあり、近くにはスキー場もあり、東京から車で行けるようなことも書いてあるので恐らく「雪沼」のモデルは栃木らしいです。 ただ、個人的には子供の頃によくスキーをしに行っていた長野の風景を思い浮かべて読みました。当時、こんな山の奥にも人が住んでいてそれぞれの生活があるんだと子供ながらに感慨に耽ったものですが、その想像の生活に色が付…