Rudolf Barshai 音楽家、指揮者。 1924年、ロシア生まれ。2010年11月2日、スイスの自宅で死去。86歳だった。 モスクワ音楽院でバイオリンなどを学び、当初はビオラ奏者として弦楽四重奏団で活躍し、1950年代に指揮者デビュー。 西側亡命後には、日本を含めた世界各地のオーケストラを指揮。 個人的にも親交のあったドミトリー・ショスタコーヴィチの交響曲第14番「死者の歌」の初演を指揮し、交響曲全集を完成させ、名声を高めた。
ショスタコーヴィチの交響曲をバルシャイ指揮ケルン放送交響楽団による演奏で番号順にきいていくシリーズの第3回。 日本ではもっぱら「革命」の副題でも呼ばれる交響曲第5番ニ短調作品47からきいていきましょう。 彼の作品中でも代表作=傑作という扱いを受けている交響曲ではありますが、今回こうやって第1番から順にきくと同時にショスタコーヴィチの生涯についても調べているとこの交響曲が傑作か?ということに関しては「保留」という考えになりました。 この作品が発表された時期というものを考えてみると、ショスタコーヴィチの地位は極めて危うい時のもので、発表した作品がソ連当局により「非社会主義的」と断罪されていました。…
ことし2025年は旧ソビエト連邦の作曲家ドミトリー・ショスタコーヴィチが1975年に亡くなって50年になります。 これまで積極的にきいてきませんでした。第1番のピアノ・コンチェルト、オペラ「ムツェンスク郡のマクベス夫人」、一部のカルテット、ヴィオラ・ソナタ、チェロ・ソナタ・・・シンフォニーも第8番・第10番そしていうまでもなく第5番くらいなものです。何年か前にカルテット全集CDBOXもそのまま未開封です・・・。 アニバーサリーイヤーを機にまず取っ掛かりやすい交響曲完聴記を毎月第4週にアップしていきたいと思います。 ショスタコーヴィチは交響曲を生涯に15曲書いており、どの曲も興味深いものがあり、…