ルネサンス音楽

ルネサンス音楽

(音楽)
るねさんすおんがく

およそ15世紀から16世紀前半にかけての西洋音楽を指す。
ブルゴーニュ楽派の活躍を中心とした初期(1420‐1480頃)、フランドル楽派の台頭から通模倣様式の完成に至る中期(1480‐1530頃)、円熟期であるとともにマニエリスム的傾向がみられるようになる後期(1530‐1600頃)に分けることができる。

音楽的特色

  • ポリフォニー技法:各声部の独立した動き、全体として調和のとれた構成
  • フランドル楽派:ミサ曲やモテトゥスなどの宗教作品(→対位法の確立)、シャンソンを中心とする多声世俗歌曲
  • 各地で独自の多声世俗歌曲が栄える(16世紀)
    • フランス:フランス語によるシャンソン
    • イタリア:マドリガーレ
    • スペイン:ビリャンシーコ
    • ドイツ:リート
    • イギリス:マドリガル、リュート歌曲
  • ベネチア楽派:二重合唱の技法や声と楽器の協奏様式を発展させバロックへの道を開く
  • 音楽出版の普及

主要作曲家 (中世音楽と重複有り*1

  • ジョン・ダンスタブル John Dunstable (1390?‐1453)
  • ギョーム・デュファイ Guillaume Dufay (1400頃‐1474)
  • ジル・バンショア Gilles Binchois (1400頃-1460)
  • ジョスカン・デ・プレ Josquin des Prez (1440頃‐1521)
  • ルートヴィヒ・ゼンフル Ludwig Senfl (1486頃‐1542頃)
  • トマス・タリス Thomas Tallis (1505頃‐1585)
  • ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ Giovanni Pierluigi da Palestrina (1525頃‐94)
  • アンドレア・ガブリエリ Andrea Gabrieli (1533‐1585)
  • ウィリアム・バード William Byrd (1543頃‐1623)
  • トマス・ルイス・デ・ビクトリア Tomas Luis de Victoria (1548?-1611)
  • ジョバンニ・ガブリエリ Giovanni Gabrieli (1553‐1613)
  • トマス・モーリー Thomas Morley (1557頃‐1602)
  • ジョン・ブル John Bull (1562頃‐1628)
  • ミヒァエル・プレトリウス Michael Praetorius (1571‐1621)
  • オーランド・ギボンズ Orland Gibbons (1583-1625)

参考書籍

グローヴ音楽事典、日本大百科、世界大百科事典

*1:中世とルネサンスを厳密に区別することは困難なため

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