(原題:Le Havre 、ル・アーヴル)
アキ・カウリスマキ監督・脚本による2011年のコメディ・ドラマ映画。出演はアンドレ・ウィルム、カティ・オウティネン、ジャン=ピエール・ダルッサン、ブロンダン・ミゲルらであり、フランスの港町のル・アーヴルで靴磨きをする男を中心とする物語が描かれる。カウリスマキにとっては『ラヴィ・ド・ボエーム』(1992年)以来2本目となるフランス語映画である。カウリスマキは本作を港町を舞台とした三部作の1作目とする構想である。
2011年5月に第64回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門でプレミア上映され、FIPRESCI賞を獲得した。第84回アカデミー賞の外国語映画賞にはフィンランド代表作品として出品されたが、最終選考には残らなかった。