鉄人と呼ばれたプロレスラー。 本名アロウィシャス・マーティン・テーズ 1916年4月24日生まれ。ミシガン州バナット出身。 ハンガリー系のアメリカ人。父のマーチン・テーズもレスラーだった。 晩年はUWFインターナショナルの顧問にも就いていた。 2002年4月28日逝去。
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このひとの最強最恐系逸話は山ほどあり(主に流智美氏が紹介)、たとえば創作が趣味のひとは、メモしておくといろんなエンタメ系の創作に応用できると思うよ / ““最強プロレスラー”ダニー・ホッジさん死去 テーズ、BI砲にも勝利/ファイト/デイリースポーツ online” https://t.co/y1OaqseVI0— INVISIBLE DOJO (@mdojo1) December 27, 2020 ガチなら最強幻想でおなじみ、鳥人ダニー・ホッジ逝去。享年88。死因は未発表だが、近年は認知症を患っていた。オクラホマ大学時代にはアマレスで46勝0敗、いまでもNCAAの最優秀選手にはダニー・ホッジ賞…
一条真也です。『鉄人ルー・テーズ自伝』ルー・テーズ著、流智美訳(講談社+α文庫)を読みました。力道山がどうしても勝てなかった20世紀最大のレスラーの自伝です。貴重な秘蔵写真200点が収められています。1995年3月、ベースボール・マガジン社から刊行されたものを文庫化にあたり加筆・訂正、新たに未公開写真の口絵を加えています。 著者のルー・テーズは 1916年、米国ミシガン州に生まれ。17歳でプロレス・デビュー以来、74歳で現役を引退するまで、誰もが認める史上最強のレスラーとして世界各国で活躍。獲得したタイトルは数知れず、1948年からは7年越しで936連勝という不滅の記録を達成。日本では「鉄人」…
プロ野球で活躍する夢を自由契約や怪我によってあきらめた馬場正平が、日本プロレスに入門し、ジャイアント馬場となり、アメリカで活躍し、力道山亡き後、日本プロレスでルー・テーズを破り、インターナショナルヘビー級王座につくまでを描いた漫画だ。 梶原一騎原作だが、派手な脚色が少ない。馬場が条件をつけたのかもしれない。それでも、フリッツ・フォン・エリックのアイアン・クロー対策としてジープに顔を踏ませる、32文ロケット砲開発のためにペドロ・モラレスと岩に向かって特訓するなどの挿話が入っている。 この頃のプロレスは、特に外国人選手の、人間離れした必殺技や試合でのストーリーに熱狂したものだ。 『タイガーマスク』…
昨日の記事で、6月に制定されている記念日で気になるものがいくつかある。とくに私の誕生日に制定されている「恐怖の日」は理由によっては訴訟も辞さない。 裏切りの日(6月2日)恐怖の日(6月6日)ただの日(6月8日)ポルノの日(6月9日)鉄人の日(6月13日)ドレミの日(6月24日)雷記念日(6月26日)露天風呂の日(6月26日) 昨日の記事で引用したのより詳しいサイトがあった。 zatsuneta.com これによると 恐怖の日(6月6日 記念日)キリスト教の聖典『新約聖書』の中で、世界の終末を描いた『ヨハネの黙示録』に「獣の数字」として登場する「666」にちなむ やっぱりそれか。オーメンな。これ…
一条真也です。『プロレス社会学のススメ』斎藤文彦&プチ鹿島著(集英社)を読みました。知的好奇心を最高に刺激してくれる名著でした。「コロナ時代を読み解くヒント」というサブタイトルがついています。斎藤氏は1962年東京都杉並区生まれ。プロレスライター、コラムニスト。ブログ『プロレス入門』、ブログ『ブルーザー・ブロディ 30年目の帰還』、ブログ『忘れじの外国人レスラー伝』などで紹介した著書があります。鹿島氏は1970年長野県生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。「時事芸人」として各メディアで活動中。ブログ『教養としてのプロレス』、ブログ『プロレスを見れば世の中がわかる』などで紹介した著書があります。 本書…
⭕ルー・テーズ 60代後半の年齢にさしかかりながらもUWA旗揚げにて招かれて初代ヘビー級王者に任名されて若きエースのカネックの目標的な存在となる。ちなみにカネックに敗れて王座を奪われる前にも前哨戦でカネックや老兵のアンヘル・ブランコにも敗北を喫している。⭕カール・ゴッチ 日本で知り合ったハン・リーのツテでメヒコに出入りし、プロレスを教えるかたわらで試合をこなしてるさなかにカネックとも幾度となく対戦している模様。⭕ビル・ロビンソン ロビンソンがメヒコ襲来した81年3月〜6月までに幾多対戦。ゴングが5月下旬にはシングル5連戦してカネックが5連勝したと度々報じているが(しかもすべてタイトル戦)、前哨…
一条真也です。石原慎太郎氏が逝去されて、わたしにとっての「昭和のヒーロー」は、アントニオ猪木氏だけになりました。『最後の闘魂』アントニオ猪木著(プレジデント社)を読みました。本書のカバー表紙には、トレードマークの赤いネクタイに赤いマフラー姿の著者の写真が使われ、「人生は挑戦の連続だ!」「『1ミリの非常識』の壁を超えていけ――」「猪木語録の決定版!」と書かれています。ルー・テーズ、カール・ゴッチ、アンドレ・ザ・ジャイアント、ウィレム・ルスカ、モハメド・アリ、ザ・モンスターマン、ウイリー・ウィリアムス、ショータ・チョチョシビリ、ストロング小林、大木金太郎、上田馬之助、タイガー・ジェット・シンといっ…
『あなた方に課せられた任務は、光を体現し、自分自身を人間のかたちにおいて可能なかぎり高いレベルまで進化させることです。 あなた方がこれを成し遂げるとき、必然的に数多くの人たちに影響を及ぼすことになるでしょう。 あなたが、現在している仕事は、とくに立派なものではないと感じるかもしれません。 たとえば、あなたはウェイトレスであるとしましょう。 思い出してほしいのですが、大事なことは表面的なことではありません。 あなたが出会うすべての人は、あなたの周波数によって影響されます。 あなた方のなかには、しばらくは召使のような仕事を続ける必要があるかもしれません。 あるいは、親として、子供を育て守る責任を果…
一条真也です。昨年12月31日の大晦日に行われた総合格闘技イベント「RIZIN.33」で、プロレスラーで人気YouTuberのシバター(36)が元K―1ウェルター級王者の久保優太(34)から奇跡の勝利を挙げました。プロレスファンのわたしは自宅でTV観戦していましたが、「おおっ、シバターやったな!」と歓喜しました。 勝利後、てんちむと抱き合うシバター この試合、久保は歩いてシバターに向かいローキック。シバターは走ってロープワークを見せ、リック・フレアーのようにリングに両膝をついて命乞いのポーズまで見せます。しかし、久保は意に介さずローを見舞います。さらにミドル、ローと蹴りを連続しますが、シバター…
力道山の真実 (祥伝社文庫) 作者:大下 英治 祥伝社 Amazon ワタシは昭和39年生まれ。力道山が亡くなったのが、その前年の38年なので、ナマの力道山を見ていない。映像で見たり、エピソードを聞くと、壮絶なヒトだったんだろうねえ。『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(増田俊也)もすごかったよね〜!(・∀・) lp6ac4.hatenablog.com さて、この本。戦後最強のヒ−ロ−の光と陰。敗戦後、意気消沈する日本人に勇気と自信を取り戻させた男、力道山。大相撲からプロレス転向に至る人知れぬ苦悩。隠された出生の真相。秘技・空手チョップ誕生と大山倍達の関係。愛弟子馬場・猪木に対するねじ…
一条真也です。わたしは、ブログ「燃える闘魂 ラストスタンド」で紹介したように現在闘病中のアントニオ猪木氏を心から応援しています。『昭和プロレス 禁断の闘い』福留祟広著(河出書房新社)を読みました。「『アントニオ猪木対ストロング小林』が火をつけた日本人対決」というサブタイトルがついています。430ページの力作で、とても読み応えがありました。著者は、1968年、愛知県生まれ。國學院大学文学部哲学科卒業。92年、報知新聞社入社。現在、コンテンツ編集部所属。プロレス、格闘技、大相撲、ボクシング、サッカー等を取材。ブログ『さよならムーンサルトプレス』で紹介した著書、ブログ『妻たちのプロレス』で紹介したタ…
今週のお題「叫びたい!」 感情豊かに読み上げていくので、永昌えいしょうアレイが文庫本を読みすすめるペースは早くない。しかし、アナウンスに特化した顔立ちと発声エンジンを搭載しているだけあって、プロのアナウンサーに遜色がなく、実に耳ざわりがいい。 それにしても、だ。 わりと萌えな装丁の文庫本を手にしたのに、まさか中身が『古今著聞集ここんちょもんじゅう』だったとは。カバーは現代風だが、内容は当然古文である。音として耳には入ってくるものの、すぐに理解はできない。 「まぁ、BGMと思えばいいか。」 アレイの朗読を聴きながら、東 小路ひがし こうじは週刊誌に目を通すことにした。 ▼第1話はこちらです ww…
平松伸二「リッキー台風(タイフーン)」9 リッキー台風 9作者:平松 伸二グループ・ゼロAmazon クラーク・ロビンソン vs リッキー・大和(NWA/AWAジュニアタイトルマッチ):承前 リッキーは手刀でクラークの額を叩き割って流血させ、正気を失ったクラークをローリング・ジャーマン・スープレックスで抑え込んで勝利をもぎ取る。リッキーは、クラークに勝てたのはテリーのおかげだと、協力を惜しまなかったテリーに感謝の言葉を口にする。試合後、NWAは早くもリッキーに次のタイトルマッチを指示してきた。挑戦者はテリー・ブロンコだと。テリーだってもちろんチャンピオンへの野望はある。が、現時点ではパワー・テ…
平松伸二「リッキー台風(タイフーン)」6 リッキー台風 6作者:平松 伸二グループ・ゼロAmazon ブラック・タイガー vs テリー・ブロンコ(準決勝):承前 テリーはブラックを投げようとするが、200kgの巨体は投げ切れず、ダブルノックアウト。が、立ち上がったのはブラックの方だった。顔もよく性格もいいテリーが、体重差をものともせずに勝つのかと思いきや、意外にブラックが勝ち上がってきた。もっとも、正義の士が破れ、悪役が生き残るのは、平松伸二らしいといえば平松伸二らしい。気を失っているテリーに攻撃を仕掛けようとするブラックだが、リッキーがそれを止めに入り、テリーの敵を討つことを誓う。 リッキー…
平松伸二「リッキー台風(タイフーン)」5 リッキー台風 5作者:平松 伸二グループ・ゼロAmazon ザ・アラジン vs ナルシス(一回戦) ザ・アラジンはザ・シークばりの火炎殺法を用い優位に立つが、ナルシスは余裕で反撃、ジャーマン・スープレックス、ボー・アンド・アロー・バックブリーカー、サイド・スープレックス、などなど……供奉アップ寸前で手を緩め、次々に技を披露する。自分の技に酔いしれるナルシスにアラジンは急所攻撃で反撃。慢心から油断したナルシスにカール・ゴッチが激怒。最後はサンダー・デス・ドライバーで決める。リッキーは、ナルシスのたったひとつのつけいる隙がなくなったと呟く。 サンディ・エマ…
平松伸二「リッキー台風(タイフーン)」2 リッキー台風 2作者:平松 伸二グループ・ゼロAmazonリッキーの入学した戦国高校では生徒間の喧嘩を黙認どころか推奨していた。高校を仕切る番長に相当するのが「将軍」で、その下に柔道部・剣道部・相撲部・空手部の主将が「四天王」。このあたり、「男組」の神竜組を想起させる(神竜組では、柔道部・相撲部・空手部・ボクシング部だったが)。大物プロレスラーと互角以上に渡り合うリッキーがたかが高校生を相手に苦戦するとは思えないが、四天王の三人目までは楽勝で勝つものの、四人目の空手部主将にあばら骨を骨折させられてしまう。けがを押して将軍に挑むも気絶させられて完敗。リッ…
安楽椅子探偵の古典。刑事になったジェイムズが週末にママの家に行く。ママの手料理を賞味するのが目的だが、ママは息子の仕事を聞きたがる。話を聞いていくつか質問すると、ママは難事件を見事に解決する。15年間にわずか8編がかかれただけだが、80年代にいくつかの長編が書かれた(創元推理文庫で翻訳あり)。 のちに都築道夫が退職刑事のシリーズを書くときに、念頭に置いた作品がこれ。 ママは何でも知っている (Mom Knows Best)1952 ・・・ ホテルでブロンドの若い娘(レビューに出るのが夢)が殺された。そこを根城に仕事を探すので、長逗留していたのだ。3人の男が入れ替わり部屋を訪ねて、最後の男が死体…