6500万年前の地球に隕石が衝突せず、恐竜が絶滅していなかったら・・・という「もしも」から始まる物語、それが『アーロと少年』(原題:The Good Dinosaur)である。 ピクサー・アニメーション・スタジオ作品第16作目となった『アーロと少年』は、文明が発達し農耕して生活するようになった草食恐竜の子供アーロが主人公である。 恐竜たちは人間の代わりに言葉を交わし、作物を育て、またある肉食恐竜は家畜として牛を育てることで生活する。 一方で人間は未だ蛮族のまま、言葉を話さず、四足歩行し、まるで犬、ペットのようなしぐさを見せる。 そんな人間の子供スポットと、恐竜のアーロが出会うことでこの物語は始…