村上春樹訳による、『レイモンド・カーヴァー傑作選』(中公文庫)の中の一篇。 『ダンスしないか?』と『大聖堂』という短編が大好きなのだけれど、この『ささやかだけれど、役にたつこと』という短編を読み返して、涙が止まらなくなる。 ストーリーは単純だし、これから読む人の興を削ぐおそれがあるので、敢えて書かないが。。。 この小説の素晴らしさは、最後の段落にある。 誰かのブログの感想で、「この程度で悲しみが癒されることにリアリティーがない」というのを読んだが、作者は決して「癒される」とは書いていないことに注意。 彼は、タイトル通り「役にたつ」としか書いていないのだ。 この原題 A Small, Good …