Ray Brown (1926−2002) ジャズ ベーシスト 今なお世界中のベーシストからリスペクトを受け続ける大プレーヤー。音量、音程、テクニック、そしてソロからインタープレーと、あらゆる面で限りなく完璧に近い技量を備えた。 その長い活動の中でリーダー、伴奏者として無数の共演者と無数の録音を残しているが、最も名高いのはオスカー・ピーターソン、エド・シグペンからなる「ザ・トリオ」でのプレーであろう。 わずかの間、エラ・フィッツジェラルドとは夫婦関係であった。
今日は、オスカー・ピーターソンとミルトジャクソンのアルバム。「Reunion Blues」。 二人の競演は素晴らしくゴージャスで音符の数が多いです。キラキラしていて、おじさんたちからどうしてそんなに乙女な音が出てくるのか。あの巨体のあの太い指は高音のかわいい音を生み出して、コロコロと跳ね回る。でも、可愛いだけじゃないですね。かなりタフ!終わりを知らない。その中で方向性を決めているのはレイ・ブラウンのBassなんだろうな。「さあ、そろそろ締めるよ」って。楽しくて仕方ないんでしょうね。 キラキラもしっとりもいいけれど、初心者の私にはブルースがとってもかっこよくかんんじます。 やっぱりジャズは癖のあ…
海にも古代の文明が沈んでいる。古い時代のものもあれば、伝説となってしまった古代文明の一部もあると思われる。ここでは日本の与那国海底遺跡、そのほか世界の海底遺跡を調べる。 ■1.ジーランディア大陸まずは大陸ごと海に沈んでいるケースを紹介する。2017年、ニュージーランドとその周辺海域に「ジーランディア」と呼ばれる8番目の大陸の存在が確認された。500万平方キロメートル以上の広さ。現在はその94%が水中にあるとされる。www.businessinsider.jp■2.与那国海底遺跡次に、沖縄の海底遺跡を紹介する。与那国海底遺跡は与那国島の南東側に位置。「新川鼻」の沖合約100m付近の海底にある。1…
春は「Joy Spring」 と「Up jumped spring」を弾かされる率が爆増します。Joy Springは苦行のように転調するし、Up jumped springは自分が苦手な3拍子。みんなよく好き好んで弾くなぁと感心します。 --- わたしはホストしてるくせに苦手な曲が、めちゃくちゃあります。思いつく限り挙げると、グレーターラブとステラと王子様が苦手。きのうグレーターラブのレイ・ブラウン大先生のアドリブを一部コピーしてました。シンプルなんだけど、メロディーがわかりやすくてとても参考になります。気持ちが伝わってくるようです。ああこれがパイセンが言うメッセージというやつなのかな。知ら…
ビバップ以降のジャズ・ピアノにおける基本スタイルを確立した天才ピアニスト、バド・パウエル(Bud Powell)。 アルバム「The Genius of Bud Powell (Verve MGV-8115)」は、1950年07月01日のトリオ編成によるセッションと、1951年02月のソロによるセッションをまとめたアルバムです。 私が今聴いてるアルバムは、CD用に別テイクの追加曲を収録し、曲順も変えられたモノの様ですが、このアルバムは大体、こちらのフォーマットで発売されており、最初のフォーマット(Mercury/Clef MGC 610)のものを聴いた事ないので、曲順等は手持ちのCDに準拠して…
ノーマン・グランツ(Norman Granz)が手掛けた、1949年から1950年にかけた天才ピアニストであるバド・パウエル(Bud Powell)初期の、覇気に満ち溢れた演奏を収めたアルバムが「Jazz Giant (Verve MV-2533)」です。 バド・パウエル(Bud Powell)は、左手でコードを弾き、右手でシングル・トーン中心のアドリブを弾くという、ビ・バップ以降のジャズ・ピアノ演奏の基準となる演奏スタイルを確立した事でも知られており、ベースとドラムスはひたすらリズム・キープに徹する事から、バラッド演奏などにおいては、バド・パウエル(Bud Powell)のソロで録音される事…
*オスカー・ピーターソン Oscar Peterson「The Trio」 オスカー・ピーターソンといえば、「The Trio」でしょう。数十年前に、ジャズ歴何十年という先輩に、ジャズのレコード・コレクションの中で「よく手に取って聴くのは何ですか」と、きいたことがありました。答えは「The Trio」。わたしの場合も、ジャズを聴きたいなと思ったとき、まず手に取るのが、この「The Trio」そして、「Saxophone Colossus」(ソニー・ロリンズ)です。両者とも、乗りに乗っている演奏で十分にジャズを楽しめる、飽きが来ない演奏、くつろいでジャズを楽しめる、などのことが先ず頭に浮かびます…
シリーズJAZZジャイアンツ44 モダン・ジャズ・カルテット 今回は「モダン・ジャズ・カルテット」略して「MJQ」の特集でした。 MJQの前身は1951年ディジー・ガレスピー楽団のリズムセクションだったピアニストのジョン・ルイス、ベーシストのレイ・ブラウン、ドラマーのケニー・クラーク、ヴァイブラフォンのミルト・ジャクソンがミルト・ジャクソン・カルテットの名義で集まったのがきっかけ。このカルテットがジョン・ルイスをリーダーにしたモダン・ジャズ・カルテットになっていきます。初録音は1952年なので70周年になります。 The Modern Jazz Quartet「All The Things Y…
名トランペット奏者、ドナルド・バード(Donald Byrd)が1958年11月22日、フランスはパリにあるオリンピア劇場(L'Olympia)で行ったライブ演奏のうち、5曲を収録したアルバムが「Byrd In Paris Vol. 1 (Brunswick 87 903)」です。 ドナルド・バード(Donald Byrd)はマイルス・デイヴィス(Miles Davis)同様、時代に要望に合わせ、何度か演奏スタイルを変え商業的にも人気を得た一人でありますが。 1958年という年はドナルド・バード(Donald Byrd)にとって、最初の演奏スタイルである「ハード・バップ」を駆使した演奏の円熟期…
昨日レイ・ブラウンの "Thinking bout you" を訳してて色々検索してたら去年の12月にインタビュー記事が出ていました! tvfan.kyodo.co.jp ここのインタビューで前に訳した "XENO" の解釈の仕方が分かったので、訳をアップデートしました。まぁほとんど変えてないんですけど。 最初に訳した時はこういう解釈で訳したんですが すんごい好きな歌です。 でもいざ歌詞を訳してみるとちょっと辛くなってくる内容でした。 まぁそもそもタイトルが “XENO”(異物)ですからね……。 しかし辛くはなったんですけどこの歌が主人公と「誰」の関係を歌ったものなのかがよく分からず……。一応…
www.youtube.com YouTubeに和訳のリクエストをいただいたので、まずは訳してみました。 近いうちにつべにもアップします。 レイ・ブラウンの “XENO”に収録されていた曲で、最初のシングルになるのかな。レイくんの曲はいつもどこか寂し気で、でも温かさも感じるのでとても好きです。 この曲では幼馴染の Jojiをフィーチャーしています。相変わらずジョージのパートは歌詞が訳しづらい……。 [Chorus: rei brown] Barely made my flight, we were up all night なんとか飛行機に間に合って、僕たちは一晩中起きてた Now I’m t…
ザ・ポール・ウィナーズ / バーニー・ケッセル The Poll Winners アーティスト:Barney Kessel,Manne,Ray Br Ojc Amazon 1950年代を代表するギタートリオの名作 バーニー・ケッセルの50年代の活躍ぶりは尋常ではなく、リーダーアルバムはなんと10枚を超えるが、なかでも代表作とされるうちの一枚が本作。 ベーシにレイ・ブラウン、ドラムにシェリー・マンという達人トリオで、実に痛快な演奏を聴かせる。 そもそも何でこんなタイトル、こんなジャケットかというと、この三人、当時のダウンビート誌、プレイボーイ誌、メトロノーム誌の人気投票で1位を獲得したから。 つ…
12/24の鶴見のセッションでは宴会芸として新しく覚えた曲を歌います。落語でいうところのネタおろしですね。何を歌うかは、このジャケ写がヒントです。そうです。老舗のジャズクラブが出てくるあの歌。---わたしがボーカルの時はベースのルート音とビートを耳と体で感じながら歌唱します。ベースパートを離れてみて、ベースのその重要さに改めて気づいてしまいました。演奏をリードするのも、助けるのもベースなんだ。レイ・ブラウンが、「正しい音程で、きれいな音で」と講義してたのがとても腑に落ちます。
来週、ギタートリオでライブするので、イメトレにバーニー・ケッセルTrioを聴いてます。1曲目のJORDUから心を鷲掴みにされてしまいました。かっこいい。このジャケ写、左の人なんか見たことあるなと思ったら、レイ・ブラウン大先生じゃないですか。こんな「うぇーい」みたいなポーズするんですね。やらされてるんだろうけど。 わたしが手にとる音源には、だいたいレイ・ブラウンがいます。ブロッサム・ディアリーのアルバムにもクレジットされてたし、ほんと売れっ子だったんだなと思います。師匠は「ベーシストは使ってもらってナンボ」と仰ってたことだし、わたしも売れっ子になれるようにがんばろー。まずは目の前にあることを………
しばらく前にオスカー・ピーターソンのドキュメンタリー映画がCSでやっていたので観たんですが、なかなか良かったので手にした1枚。64年の録音です。 映画でもピアノの速弾きが印象的でしたが、こちらでもその演奏が楽しめる反面、スローな曲での優しいタッチもとてもいいですね。初めてまともに聴きましたが、これもいいです。何聴いてもいいんだな。 メンバーは下記の通り。 オスカー・ピーターソン(p) レイ・ブラウン(b) エド・シグペン(ds) ピアノトリオですが音が厚いような気がします。
はじめに 有名なジャズミュージシャンについて村上春樹さんによって書かれた本です。和田誠さんの絵と文章が一緒に載っています。村上さんのジャズへの造詣の深さに本当に驚かされます。ミュージシャンの紹介という側面も当然ありますが、村上さんの感じたことが詰まった文章になっています。 目次 はじめに 目次 キーワード3選 ジャズを聴きたくなる 絵が魅力的である 文章と音楽の違い とくに聴きたくなったミュージシャン モダン・ジャズ・カルテット グレン・ミラー デューク・エリントンとオスカー・ピーターソン チェット・ベイカー 印象に残った文章 おわりに キーワード3選 ジャズを聴きたくなる この本を読んで、第…
マイルス・デイヴィス(Miles Davis)は「麻薬の虜」になっていた1952年から1954年にかけ、毎年1回の割合で、良き理解者として付き合っていたアルフレッド・ライオン(Alfred Lion)が経営するブルーノート(Blue Note Records)で録音を行っておりますが1954年、麻薬癖から脱した直後のワン・ホーンによるセッションを中心に編纂されたのが、この「Miles Davis Vol. 2 (Blue Note BLP-1502)」です。 クリーンな体になり、快調な演奏が出来るまで心身共に回復した事を世間にアピールする為、あえてワン・ホーンで録音に挑んだろうと推測します。 …