1945年8月、日本が降伏し、第二次大戦が終了しました。焦土と化した日本と違い、アメリカではガソリンの配給制が解かれ、1945年時点で2600万台走っていた車に一斉にガソリンを満タンにして走りだしました。 そして、5年後の1950年には4000万台に増加し、ガソリンの販売量は1945年の1.4倍と急増しました。1948年には石油供給に品不足が起き始め、原油価格が急上昇し、1945年の2倍に跳ね上がりました。 石油不足は石油の輸入を急増させ、1947年までは石油の輸出量が輸入量より多かったが1948年から逆転しました。 アメリカは第二次大戦の教訓と経済価値を強めていく石油が国家の安全保障、外交政…