これは、歴史SFともいうべきジャンルですかね。 主人公の桃井初音さんは、古い物に触ると、その過去へ意識が飛んでしまうという、意識だけタイムトラベラーのような能力があります。彼女が新選組ゆかりの古い備忘録に触れて、幕末の池田屋に意識が飛び、松次郎という隊士(隊士というよりも見習いのような立場ですが)に憑依して、沖田総司や土方歳三に会うというストーリー。 池田屋、千駄ヶ谷での沖田総司の病床、箱館と、数回、初音は過去へ飛びます。そこで、沖田総司の死に様や、五稜郭での土方歳三の様子を、松次郎を通して、じかに見ることになるのです。そこに初音自身の出生の秘密も絡んできて・・・。 私は、一巻目を読んでいない…