doi.org 【目的】レンバチニブ(LEN)は、切除不能な肝細胞癌(HCC)に使用される分子標的薬である。これは、高血圧、タンパク尿、倦怠感、食欲不振などの有害事象(AE)に関連しており、用量の減少または中止を余儀なくされる可能性がある。人参養栄湯は、倦怠感や食欲不振を効果的に治療できる漢方薬で、慢性肝疾患に使用されている。人参養栄湯は、ソラフェニブで治療された患者のAEを低下させ、肝機能を改善するが、LENに対するその効果は不明である。 【方法】本研究には、当院でHCCのLENを投与された46例(男性、n=32;女性、n=14)が登録された。年齢の中央値は70歳(範囲36-88歳)で、体重…