ロヒール・ファン・デル・ウェイデン《レディの肖像(細部)》1460年、ワシントン・ナショナル・ギャラリー蔵 ファン・デル・ウェイデン、同前、全体図 構造主義の提唱者でポストモダン思想を牽引したクロード・レヴィ=ストロースによると、絵画の技術的な課題は、15世紀初期フランドル派の画家ファン・デル・ウェイデン Van der Weyden (1400頃-1464)によって克服されていた。 レヴィ=ストロースの絵画論は独自の視点を持つものが多いが、《レディの肖像》などを観ると、納得する。表情が深くて、なおかつ細部まできめ細やかに描かれているのだ。 〔絵画の〕技術的困難はファン・デル・ヴァイデン 以来…