〈前回からの続き〉 工事の実施が決まると、レールの購入は支社に発注をかけますが、1本あたり25mもの長さがあるレールは一般的なトラックでは荷台の長さに制限があります。トレーラーであれば運ぶこともできるでしょうが、大都市圏では取り下ろし作業をする場所がありません。 そこで、レールを発注すると同時にレール輸送のための臨時工事列車を輸送手配も行います。レールを発送する駅から、実際に作業をする現場近くの駅までの運転となりますが、実際にはある程度の着駅は決められているので、そこまでの運転となります。もちろん、これらの手配は工事決定とともにされるのですが、なにしろ車両の手配だけではなく、運転区間や運転時刻…