(Cabo da Roca) ポルトガル共和国リスボン都市圏にあるユーラシア大陸最西端の岬。位置、北緯38度47分、西経9度30分。西には大西洋が広がり、その遥か先にはポルトガル領のアゾレス諸島がある。 ここには、ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの叙事詩『ウズ・ルジアダス』第3詩20節の一節「ここに地終わり海始まる(Onde a terra acaba e o mar começa)」を刻んだ石碑が立っている。
サグレス岬
ユーラシア大陸最西端は、ポルトガルのロカ岬(Cabo da Roca)という場所にある。 首都リスボンから2時間で行ける、お手軽な"さいはて"である。 訪問日: 2016年2月14日
風が強く吹いていた。私たちは今バスの二階席にいる。 旅も終わりに近づいていた。明日朝には空港に向かうので、ポルトガルを楽しめるのは今日までだった。せっかくこの国に来たのだからユーラシア大陸最西端の岬、ロカ岬には行かねばと、バスに乗り込んでいた。 「やっぱりさ、新鮮な空気が吸えるところがいいよ。」 ナツさんが二階席に上がって言った。「酔わないほうがいいよね、二階席でいいか。」と、私とコナツも後に続く。二階席は天井がない。ポルトガルの陽ざしは強烈なのだからあまり暑いときには一階席に降りよう。そう考えながら、私とコナツは着席するとすぐに日焼け止めを塗った。 ほどなくしてバスが動いた。バスは山の中に入…
予定通りリスボンのサンタ・アポロニア駅に着き、ティボリ・ホテルに1泊した翌日の5月16日、リスボンは曇っていた。ユーラシア大陸を横断したという以上、ヨーロッパ大陸の最西端であるロカ岬を訪ねないわけにはいかない。 ロカ岬を案内してもらうため、前もって連絡しておいた、リスボンに13年間住んでいる中村みなみさんに来てもらった。 海岸沿いのリスボン リスボンの古い家 海岸沿いのリゾート地 古いリスボン市庁舎 中村さんによると、ポルトガルは、まだ貴族が支配している社会だという。この国の貴族は土地・家・財産を持っている。大半の農民は土地を地主から借りており、貧しいのだそうだ。一般的に教育レベルが低く、大衆…
ポルトガル紀行第11弾は ユーラシア大陸の最果ての地 ロカ岬 ロカ岬は、ユーラシア大陸の最西端に位置します 灯台と少しばかりのショップ そして、ポルトガルの偉大な詩人カモンイスの 「ここに地終わり、海始まる」 という一節が刻まれた塔が建っています 古代の人々は「ここから先は海だけ」と信じたそうですね そして実際のところ・・・ 突風がものすごいです笑 風が強くて吹き飛ばされそうでした笑 おまけに小雨も降っていて、写真を撮るのが精一杯 皆さん塔の影に隠れてます 大荒れの海原を見たら、ショップに避難! ショップには定番のお土産と、ワインがかなり置いてありました そしてショップの下にはカフェが併設され…
今回からカニラジもいよいよ3年目に突入! いろんな方にお話を伺って毎回楽しく収録しているのですが「ところで、自分の好きなものってなんだろう」とふと思い、改めて自分たちのことを話してみることにしました。改めて話してみると、あれこれ色々大変ですねこれ。前篇はリサの「好きなものは、未知・安心」の話。 ■配信データ podcasters.spotify.com
スターアライアンスで割とPP単価の良いビジネスクラスがありましたので、まとめてみました。 カサブランカ発券ストックホルム行きビジネスクラス片道 旅程は6月16日にカサブランカらリスボンに移動します。飛行時間は2時間25分であり、リスボン到着は12:50であります。次のフライトは翌日の8:00であり、飛行時間は4時間15分となります。ストックホルム到着時間は13:15となります。 リスボン・ウンベルト・デルガード国際空港は市内からも近いので、時間もあり、観光が十分にできそうであります。頑張ればろロカ岬にも行けそうであります。 機材はA320-200であり、ビジネスクラスのシートは3-3配列の真ん…
先日はポルトガル旅行にいってきた。詳しく日程ごとに記事を分けて書きたいところだが、そうしてしまうと、また更新が途切れてしまうので、手短に。
引用元:eiga.com 2019年のアメリカ・フランス・ポルトガル映画 原題は「FRANKIE」 舞台はポルトガルの避暑地シントラ(ロカ岬まではバスで40分) 山中にある別荘でのシーンが多いけれど、見たことのない枝振りの大樹や何もない海沿いの道(崖と海と空以外)が美しく、映画の雰囲気を盛り上げている その別荘の持ち主、フランキーことフランソワ・クレモント(イザベル・ユペール)は有名なベテラン女優 それまで何とか持ち堪えてきた癌が拡がり、ついに自身の死が近づいていることを感じ、一族全員と親友のアイリーン(マリサ・トメイ)をシントラの別荘に呼び寄せる 皆には死期が近づいていることは知らされておら…
2024年1月27日(土) 沢木耕太郎著「深夜特急 6、南ヨーロッパ・ロンドン」読了。著者は26歳の時、ニューデリーからロンドンまでバスを乗り継いで到達することを目的に日本を飛び出し、1年2ケ月かけて達成したが、その旅行記を16年かけて、三部作「第一便 黄金宮殿」「第二便 ペルシャの風」「第三便 飛光よ、飛光よ」に纏めあげた。新潮文庫版では、各部が2冊、計6冊に分割されており、その最終冊。 ロンドンに行く前に、ユーラシア大陸の最西南端サグレス岬に訪れており、其処が事実上の旅の終わり、岬に建つペンションに漸く泊めてもらうが、オーナー母子との心の触れ合いがクライマックス、旅情をそそる。 私がポルト…
30代男性におすすめの小説を知りたいな~ 評価の高い作品を20作品紹介します!
aqueous-triplog.hateblo.jp例によってあほほど期間が空きましたがヨーロッパの続きです。
2023年11月26日号(通巻775号) 表紙:小林米三さん (1909~1969 京阪神急行電鉄 社長、宝塚歌劇団 理事長、阪急ブレーブス オーナー) 11月21日(火)DVD発売 『梅田駅移設プロジェクト〜小林米三 人生を阪急に捧げた男〜』 https://vicom.jp/shopdetail/000000001671/ www.youtube.com twicomi.com www.sankei.com
この旅に出る少し前に、一冊の絵本が届いた。ファン兄弟の『リジーと雲』という絵本で、二ヶ月ほど前に書店に注文していたものだ。在庫がある、と言っておきながら発送まで二ヶ月、というのはいかがなものかと思わないでもないけれど、急ぐものでもなかったので放っておくうち、注文したことすらすっかり忘れていたのだった。 自分で注文したものなのに、受け取った時、だれかからのプレゼントのように感じたのはそのせいでもあるのだけれど、よく考えるとそれはタイミングのせいでもあったのかもしれない。 『リジーと雲』の主人公は、縁日で買ってもらった(風船みたいな)雲を大事に育てている女の子、リジー。物語はそんなリジーの視点から…
マレーシア半島南部にある、世界遺産の街マラッカにやって来た。マレー鉄道でマラッカと言えば、マラッカ海峡の夕陽。(マラッカの最寄りの鉄道駅は遠いらしく、クアラルンプールでバスに乗り換えたけど) しかし、多少遠まわりになるかもしれないと知りつつこのマラッカに立ち寄ってみるつもりになったのは、なにもポルトガル人の築いた砦やフランシスコ・ザビエルの像が見たかったからではない。私はただ夕陽が見たかっただけなのだ。マラッカ海峡に沈む夕陽はとてつもなく大きく赤い、と聞いたことがあった。 www.shinchosha.co.jp 沢木耕太郎の『深夜特急』ももちろん何度も読んだけれど、ドラマ版も好き。映像ってや…
2023年8月12日(土) ブログ友達のtonaさん(ブログ「365連休の日々」主宰)に教えてもらい、ノンフィクションの名手、沢木耕太郎作品「檀」を読みました。沢木耕太郎が、「火宅の人」の著者・檀一雄の妻であるヨソ子夫人のもとに一年間通い詰め、インタビューを続けて纏めあげた作品、妻が語った「檀一雄伝」です。 文中から、檀一雄が昭和45年(1970年)10月~昭和47年(1972年)2月まで、ポルトガルの大西洋岸の村、サンタ・クルスに住んでいた事が分かります。私がユーラシア大陸最西端のロカ岬を踏んでみようと、 ポルトガルを旅したのは2012年1月、リスボンからナザレへ向かう途中だったか、 ツアー…
忘岬にある忘埼灯台*1は本土最南端の灯台である。海果諸島にもいくつか灯台があるから最南端ではないのだけど、中に入って登れる灯台としては最南端にあたる。 忘岬、ずいぶん詩的な響きのするこの場所に来ると立原道造の詩を一節を引かずにはいられない。 夢は そのさきには もうゆかないなにもかも 忘れ果てようとおもひ忘れつくしたことさへ 忘れてしまつたときには 夢は 真冬の追憶のうちに凍るであらうそして 戸をあけて 寂寥のなかに星くづにてらされた道を過ぎ去るであらう (『のちのおもひに』) 日本現代詩に目覚めた男子大学生は必ず立原道造または中原中也を通り、14行のソネットに憧れる、というのはたぶん偏見だと…
・古代ローマ帝国が築いた都市 / 世界初の社会福祉住宅 / バイエルン州第3の都市 / 1555年にルター派容認の決議 →アウクスブルク ・ドゥラス / エルバサン / ジロカスタル / ティラナ →アルバニア ・ベルギー第2の都市 / ファッションの中心地 / 画家ルーベンスの出身地 / 『フランダースの犬』の舞台 →アントワープ ・アイリーンドナン城 / ダノター城 / ビューマリス城 / ウィンザー城 →イギリス ・メージャー / ブレア / キャメロン / サッチャー →イギリスの首相 ・ダラム城と大聖堂 / ニュー・ラナーク / アイアンブリッジ峡谷 / ロンドン塔 →イギリスの世界…
2023/7/2 天気:はれ 14時ごろリスボン空港へ ターキッシュエアラインズ TK1760 1625RIS 2310IST イスタンブールにて乗り継ぎ 2023/7/2 TK198 0220IST 1925HND 羽田空港着 長い旅程も本日をもって最終日である。 本日はホテル周辺にあるリスボンの旧市街、アルファマ地区をめぐる。 このアルファマ地区は1755年のリスボン地震の影響をほとんど受けなかったため、イスラム支配時代の迷路のような区画が未だに残っている。迷路のような細い路地、そしてその中を走る旧型の路面電車はとても趣ある風情を醸し出しているとのこと。 本日は散歩のみで時間に余裕があるの…
2023/7/1 天気:はれ 8:20 サンタ・アポロニア駅(途中Braco de Prata駅で乗り換え) 9:25 シントラ駅 国立宮殿、レガレイラ宮殿観光 (バス1253番→)ロカ岬(→バス1624番→)カスカイス駅(→鉄道→)ベレン駅 Pasteis de Belenでエッグタルト購入&ジェロニモス修道院へ (→バス728番→)サンタ・アポロニア駅 The Editory Riverside Santa Apolonia Hotel泊 本日はシントラとロカ岬、そしてジェロニモス修道院のあるベレン地区を観光する。 本来であればシントラ&ロカ岬とジェロニモス修道院のあるベレン地区は別日に観…