当時、そんな頭の悪いガキどもの憧れの的だったのが「ロケットペンシル」であった。まさかこのページを読んでいるような人の中に知らない人がいるとは思えないのだが、一応解説しておこう。ロケットペンシルとはプラスチックでできた、鉛筆の形をした筒状の棒の中に弾丸の様な形をしたプラスチックの台に固定された芯がいくつも入っていて、ちゃんと鉛筆と同じように字が書けるようになっている。使っているうちに芯が丸くなってきた場合は先頭の芯を抜いてケツの方から詰め直すと、次の芯が「にゅっ」と押し出されて来て再び気持ちよく使用できるようになるという、あまりにも無駄の多い、実にローテクな代物であった。
http://ikebukuro.cool.ne.jp/vot/diary/mukashi/1999-07-17.html