Russian Avant-Garde
1910年代ロシアにおいて社会主義革命運動と連動して起こった総合芸術運動。その分野は建築、文学、絵画、デザイン、批評など多岐に渡り、1920年代、革命の成功と共に隆盛を極めるが、1932年、スターリンによる「芸術における社会主義リアリズムの一本化」により事実上の終焉を迎える。代表的作家に、マヤコフスキー、フレーブニコフ、マレーヴィチ、カンディンスキー、モソロフなどがいる。
*今回は「超写実絵画に見る写実の本当の価値」の姉妹編で、両方の記事で補完するようになっているので、ぜひ読んで下さいね。。。。 さて。 これまで何度か美術関連の記事を書いてみて、絵画の発見とは人の思考・意識・感情そのものの発見だ!と驚いています。究極の自分さがしですねー そして、人類史上における美術の進化にも目を見張るものあり。近代以前はキリストとかビーナスとか、ステキな画題を具象として表示するための「媒体」だったものが、その「媒体」つまり作品自身に価値が生じ始め。 例えば、フラ・アンジェリコの受胎告知ですが 当時西欧の人にとって、神々しいキリスト教の挿話の「記録と普及」の媒体であり。跪きなから…
常岡浩介 この(ボーガス注:プーチンロシア批判の?)ご時世によかったですね!上坂すみれさんおめでとうございます 『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』 『#ロシデレ』 TVアニメ化決定!!🌸🌸 ロシアンJKがデレてくる⁉️ ニヤニヤ必至♡な青春ラブコメがついにTVアニメ化決定です🎉🙌 🏫CAST🏫 久世政近:#天﨑滉平 アーリャ: #上坂すみれ おそらく「アンチロシア」常岡のことなので、本当に喜んでるわけではなく、上坂氏への「悪口のつもり」でしょうが、全く非常識です。 プーチンロシア批判とは「ロシア全否定」ではない。まさかこのアニメや「原作漫画」も「プーチン美化」ではないでしょう。 …
シン・ウルトラマン 2022年 日本 ○あらすじ 「科学特捜隊のハヤタ隊員は、パトロールの際にM78星雲人・ウルトラマンと衝突したのが原因で瀕死状態に陥ってしまう。そんなハヤタを見たウルトラマンは、彼と命を共有。一つになった彼らは、やがて地球の平和を守るために共に戦うことを決意する。」Google ○長い前書き 私は昭和42年(1967年)生まれ。実はウルトラマンには遅れて来た世代である。 「『ウルトラマン』は、1966年7月17日から1967年4月9日まで、TBS系列で毎週日曜19:00 - 19:30に全39話が放送された、TBS・円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ、およびその作中に…
ゲイリー・ムーア「コリドーズ・オブ・パワー」 ムーアの法則等であと10年もすれば生成AIも安くなり、技術もコンテンツもコモディティ化するだろう。 イーグルトン「イデオロギーとは何か」 イーグルトン「悪とは何か」 ◆核兵器開発なんかより遥かに安く簡単に、生成AIが、敵対的に拡散する。 ロシア・アヴァンギャルド芸術 映画「太陽を盗んだ男」 映画「ガメラ対ギャオス」 VRゴーグル 宇宙戦艦アンドロメダ 沢田研二と菅原文太 猗窩座
2022年の読書メーター読んだ本の数:128読んだページ数:41389ナイス数:5055蒼穹のかなたに〈1〉―ピコ・デッラ・ミランドラとルネサンスの物語の感想青年貴族ピコ・デラ・ミランドラの目からみた15世紀末のフィレンツェはなんと光輝と優雅と知的興奮に満ちていたことか。アリストテレスとスコラ哲学に没頭していた彼は、コンスタンチノープル陥落後亡命した文人の齎したプラトン主義、それを奉じて謎めいた秘儀を行うフィチーノに戸惑いを隠せない。しかしそこから両者の融合と止揚を夢見て、真なるものの探求と美なるものへの憧れが両立可能なことを身をもって示そうとする。ボッティチェッリやサヴォナローラやメディチ家…
まえがき 1909年。 ライト兄弟のライトフライヤー号が世界初の有人動力飛行を成功させ、ツィオルコフスキーが多段式ロケットによる宇宙旅行の可能性を理論的に示した1903年は遠い昔ではなく、のべ1500万台が生産され、世界の交通を塗り替えるとともに大量生産方式と重工業の持つ巨大な力を社会に見せつけたT型フォードが発売された1908年はまだ去年で、そうした技術革新の成果と国家の総力が塹壕の中に投じられ続け、ついには4つの帝国が崩壊することになった第一次世界大戦が始まる1914年まではあと5年しかない、1909年のことである。イタリアの詩人、フィリッポ・トンマーゾ・マリネッティは、ル・フィガロの紙上…
私が今までに読んだ紀行文で最も心奪われた作品は、稀覯本となって久しく、入手が不可能に近い。 佐々木千世(本名:佐々木千世子、1933-1970年)という人が著した『ようこそ!ヤポンカ』(1962)という本である。手元に置くことはできないが、国立国会図書館デジタルコレクションで読むことができる(NDLと提携している大学図書館の閲覧PCからもアクセスが可能)。 この佐々木千世という人物は、開高健の長編小説『夏の闇』(1971)のヒロインである〈女〉のモデルとして知られる。あるいは、早稲田露文科の教師でありロシア・アヴァンギャルドの女性画家であったワルワーラ・ブブノワの愛弟子としても知られる。 *2…
11月29日 京都近代美術館 ケルン市にあるルートヴィヒ美術館は、館名に名を冠するルートヴィヒ夫妻をはじめとする市民コレクターたちが集めた、20世紀初頭から現代までの美術品収集で有名な美術館です。 今回の展覧会で紹介されるのは、ドイツ表現主義や新即物主義、ロシア・アヴァンギャルド、ポップ・アートなど、第1章は「ドイツ・モダニズム―新たな芸術表現を求めて」第2章「ロシア・アヴァンギャルド―芸術における革命的革新」第3章「ピカソとその周辺―色と形の解放」第4章「シュルレアリスムから抽象へ―大戦後のヨーロッパとアメリカ」第5章「ポップ・アートと日常のリアリティ」第6章「前衛芸術の諸相―1960年代を…
まぶしい 今年、やっとこさ読んだ本 シルヴィア・フェデリーチ『キャリバンと魔女 資本主義のに抗する女性の身体』小田原琳・後藤あゆみ訳 塚田穂高編著『徹底検証 日本の右傾化』 読まなきゃいけない、読みたい、だけどいかにもしんどそうで積んでいる本がみなさんのお部屋にもあると思います。本じゃなければ、映画やドラマ、音楽などで、そんな作品があることと思います。そうした作品群からはちょっとした圧力が醸されていて思わず目をそらしたくなることも。 でも、どんな作品、どんな読者にも「波」というものがありまして、あきらめずに待っていればそれはいつかやってきます。あきらめて古書店に持ち込んでしまう前に、表紙をさす…
Photo by Zalfa Imani on Unsplash いよいよ年末ですね。今日から何日かに分けて「2022年面白かったものまとめ」をしていきたいと思います。まず今日は美術展・展覧会篇。 今年はなぜだか突然美術館通いに目覚めた年でした。展覧会なども含めると20回ぐらい行ったでしょうか。連休にあんまり暇だったので、たまには美術館なる場所にでも行ってみるべえか、と出掛けたのが始まりで、ということはこの「20回」というのは殆ど今年後半に行った数なんですよね。ですから月2回程度は行ってる計算です。 なぜ突然?と思ったのですが、まず一つは映画館通いに飽きてきた事。なんだか毎週毎週律儀にチケット…
スイッチ・パブリッシングのお仕事ね! 杉並区から直線距離にすればさほど遠くないのだが(お隣の区だし)、交通は微妙に不便で環八は混んでいるもの、無料駐車場もあるので朝10時開場を狙って愛車(まなぐるま)で行ってみた。 落ち葉がいい感じの雰囲気を演出 2022.11.26 - 01.29 祈り・藤原新也 www.setagayaartmuseum.or.jp
京都国立近代美術館で開催されている「ルートヴィヒ美術館展」(2022年10月14日〜2023年1月22日)。 www.nact.jp 実業家ペーター・ルートヴィヒとその妻イレーネのコレクション寄贈がこのミュージアム発足(1976年)の起因となっているわけですが、それ以前に、ケルン市にもたらされた、ある個人コレクションも美術館を特色づける大きな要素となっています。 ケルンで弁護士として活動していたヨーゼフ・ハウブリヒ(Josef Haubrich 1889-1961)の収集によるドイツ近代アートの数々。 今回展示されているハウブリヒの収集品はいずれも主張の強い表現主義、新即物主義芸術が中心で、P…
日 時:12月21日(水)17:00-18:30 題 目:ロシア・アヴァンギャルド絵画の新たなヴィジョン—コスタキス・コレクション(テサロニキ)からのメッセージ— (ギリシア国立現代美術館-テサロニキ調査報告) 報告者:大武由紀子(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター・共同研究員) 場 所:ハイブリッド(対面およびZoom meetingによるオンライン) *対面会場*北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター(SRC)4階大会議室(403) *オンライン参加* 以下から事前登録をお願いいたしますhttps://zoom.us/meeting/register/tJwlc-yqrTIrH9D…
20世紀のロシアにおける哲学や思想に一体どんなものがあるのか、概略をつかむのにちょうどよい入門書ないしハンドブック かなり広範に扱っているが、ページ数は手頃な長さにおさまっている。その点、個々の思想について説明が少なくなってしまっているところはあるものの、「そもそも20世紀ロシア思想全然分からん」という身としては「こんなのがあるのか、こんなのもあるのか」と見ていくのには程よい分量であった。また、筆者自身、深彫りするというよりは、様々な思想があったことの紹介を目指しているようである。 20世紀のロシアといえば、やはりソ連の存在感が圧倒的だが、本書では、革命前から革命初期までにあった、宗教哲学、ロ…
Lyubov Sergeyevna Popova pin.it 意味が分からない・・なぜSummer? en.wikipedia.org リュボーフィ・ポポーワ(Liubov S. Popova, Любовь Сергеевна Попова、 1889 - 1924)は、ロシア・アヴァンギャルド、ロシア構成主義を代表する美術家、 ロシア構成主義(ロシアこうせいしゅぎ、ロシア語: Конструктивизм、英語: Constructivism)とは、キュビスムやシュプレマティスムの影響を受け、1910年代半ばにはじまった、ロシア・ソ連における芸術運動。 その特徴は、抽象性(非対象性・幾何…
先日、ハヤカワSFコンテストと創元SF短編賞 - logical cypher scape2という記事で「坂永雄一や酉島伝法など、年刊SF傑作選などを通じてわりと読んでいてもう少し読みたいなあと思っている作家もいる。」と書いたのだが、そういえば、最近のSFマガジンに坂永雄一の短編が載っていたはず、と思い出して読んだ。 坂永というと、伴名練とともに京大SF研出身で、面白いけど寡作の作家という感じだが、そろそろ短編集とか出てもいいのではないか。 あと、最近だと「無脊椎動物の想像力と創造性について」の評判がよいが未読 坂永作品(Wikipedia調べ)と、そのうち自分の既読作品は以下の通り。 「さえ…