WWⅡ以降、米国が特にSIGINTの能力を急速に伸ばして諜報力を高めていった。それ以前は英国が他の追随を許さない諜報力を持ち、現在でもHUMINTの世界では米国をしのぐ実力を持っている。今年初めに英国の諸機関を巡り(*1)その実力を肌で感じてきた。一方、大陸で諜報力を磨いていたのがロシア。勧める人があって読んでみたこの書に、その100年史が記されていた。 チェキストたちの100年史 - 新城彰の本棚 (hateblo.jp) レーニン体制下、ジェルジェンスキーによって創設されたチェーカーという諜報組織は、後にKGBと名を変えスターリン独裁体制を支え、スターリン以後もソ連崩壊をも乗り越えて、今も…