カプコンから発売されている「ロックマン」シリーズの一つ。
主軸は、人類が生み出した限りなく人間に近い──「レプリロイド」と呼ばれるロボットの物語。
ファミコンなどで発売された「ロックマン」の時代から100年後の世界が舞台となる。
主人公のエックスは、暴走したレプリロイドことイレギュラー*1を排除すべく組織されたレプリロイドの部隊に所属し(これをイレギュラーハンターと呼ぶ)、先輩であり親友でもあるゼロと共に日夜イレギュラーの排除に務めていた。
事の起こりはレプリロイド「シグマ」の突然の反乱である。イレギュラーハンター直属の上司に当たるシグマは、レプリロイドの生みの親ことDr.ケインの最高傑作と呼ばれ、指揮官としても有能な「最強」と称されるレプリロイドであり、その影響力は絶大であった。彼の思想に共感したレプリロイドは各地で一斉に蜂起し、シグマと共に、暴走を止めるべく出撃したイレギュラーハンター達を悉く打ち破ってしまう。最後の戦力──エックスとゼロは、シグマの反乱を鎮めるべく出撃する。
1にてシグマを撃退し反乱を鎮める事に成功するが、以降、事ある毎に陰謀を巡らすシグマの「本体」と終わりの無い戦いを繰り広げる事になる。
ロックマンシリーズとの大きな違いは三角蹴りと呼ばれるアクションで、垂直の壁を昇ることができるという点である。これにより、プレイヤーの行ける範囲が広くなっており、ステージも従来のロックマンシリーズに比べてやや複雑になっている。また、そうして複雑化したステージにはエックス用のパーツが隠されており、これによって自身を強化できるのも特徴。
尚、倒したボスから特殊武器を得られるのは共通。
2005年、PSPにてこのシリーズ第1作が「イレギュラーハンターX」というタイトルでリメイクされ発売された。
*1:主に所謂ロボット三原則に逆らうタイプや、頭脳回路に異常が生じて暴走するタイプが存在する。