『解放』2846号(24年11月15日付)において「革マル派」中央官僚は、友好組織のFLTI(国際レーニン主義・トロツキー主義派)がブエノス・アイレスで開催した国際会議を大々的に宣伝し、ウクライナ「社会運動」(ソツィアルニィ・ルフ)による短文および自らもこの会議に寄せたメッセージを掲載した。 といっても「革マル派」国際部のメンバーが現地に行ったわけではなく、会議の中身は紹介されていない。そのためFLTIのホームページなどを手がかりに推測するしかないのだが、どうやら主催者の利害関心は、会議のタイトルにある「革命的マルクス主義と戦争」をめぐって討論を深化させるよりもむしろ、同時期に同じブエノス・ア…
2、階級闘争の主体的推進をめぐって そして今回のミラノ国際会議にあたり、われわれは各国の同志たちに向けて<階級闘争の主体的推進>のために共に闘うことを呼びかけた。このことをあえて強調したのは、各国の団体がそれぞれ寄せた論文が、ロシア・ウクライナ戦争やイスラエルによるパレスチナ人民虐殺をめぐる情勢分析に焦点を絞っており、革命的左翼がいかに闘うのかの指針をほとんど論じていなかったからである。たしかに、「民族自決権」のスローガンを真正面から批判してプロレタリア国際主義に立脚した反戦闘争を呼びかけた点では、ロッタ・コムニスタの論文は卓越していた。しかし彼ら同志たちはレーニンの『何をなすべきか?』の現在…
本年2月17日・18日の二日間にわたってイタリア・ミラノで開催された「国際主義者会議」に関して、これまで本ブログでは、わが探究派の寄稿した論文、集会参加者へのメッセージ、そして会場で提案されたアピール文を掲載してきた。今回は連載の締めくくりとして、実行委員会の構成団体である「ロッタ・コムニスタ」の同志から寄せられた意見を要約する形で紹介し、われわれの態度を明らかにしておきたいと思う。 1、民族問題をめぐって このブログの読者諸氏はすでにご承知のことと思うが、「革マル派」中央官僚は昨年末、「笹山登美子」に「ロッタ・コムニスタはプーチン擁護をやめよ!」と題する駄文を書かせ、『解放』(2796号)に…
「おのれの心の空洞に棲まう民族の基礎付け ―笹山登美子のロッタ・コムニスタ批判」 の冒頭頁を紹介します。 皆様、ぜひ手に取ってお読みください! 「革マル派」中央官僚は、イタリアの共産主義者組織ロッタ・コムニスタへの反論にのりだしたのだが・・・。
2024年2月8日より全国の主要書店から発売されました!! 目次の2ページ分を紹介します! 革マル派は死んだ われわれが創造しつつあるプロレタリアのマグマが これだ! 本書に主体的に対決されんことを願っています。
Appeal from the meeting of the internationalist forces 15-16 July,2023 今年の7月15~16日、イタリアのミラノで開催された国際会議の報告集が、124頁にわたる冊子におさめられて、探究派に送られてきました。 他に Inter Nationalism No,57 Lotta comunista 638 の最新号が同封されています。 詳しくは、今後紹介していきます。
(承前) 世界秩序の危機は進行し、緊張が高まりつつあり、そして紛争の温床が再び過熱しつつある。ハマスによる南イスラエルへのテロ襲撃とイスラエル軍のガザでの反撃は、地域規模に広がる可能性のある紛争の引き金を引いた。ガザでの戦争が、イスラエルとレバノンとの北部国境にいるシーア派のヒズボラ民兵を巻き込み、ハマスと同様に彼らを保護する勢力であるイランをも巻き込むことになれば、紛争は拡大する可能性がある。『反動的テロリズム、帝国主義的ヨーロピアニズム、共産主義インターナショナリズム』の中で10年も経たない以前に示された参照点は、今や統合され、更新される必要がある。 第一に、1973年のヨム・キプール戦争…
【訳者解題】 10月7日、パレスチナ・ガザ地区を拠点とする武装勢力ハマスがイスラエルに対する大規模な越境攻撃に打って出たこと、そしてこれに報復する形でイスラエル・ネタニヤフ政権が今まさにガザ地区住民に対する凄惨なジェノサイドを進めていること——われわれはこの一連の事態を単に「パレスチナ紛争」としてではなく、ウクライナでの戦争に続く東西帝国主義間の新たな激突として把握する必要がある。その分析を深化し、現代帝国主義戦争の危機を打ち破る闘いの指針を解明するために、参考資料としてイタリアの共産主義組織「ロッタ・コムニスタ」の英語論文をここに訳出して掲載する。この論文は、イスラエルのブルジョアジーと「中…
革マル派のみなさまへ―解放2793号「ロッタコムニスタからのメッセージ」但し書きについての感想 ※「解放」編集局に送ろうかとも考えたのですが、日の目を見ることなく終わりそうな気がするので、探求派の諸兄にブログへの掲載を検討してもらうことにしました。自由に意見表明できる読者の広場のようなものがあればいいと思います。革マル派の活躍を願うとともに、探求派のみなさんの出版物も読ませていただいています。(あぼかど) 解放2793号のロッタコムニスタからのメッセージに革マル派のコメントが付されているのを見て、期待して読みました。私自身はロッタコムニスタのメッセージはふつうに読めたので、ひどい、とかナンセン…
『国際主義の貫徹 プロレタリア階級闘争論の開拓』です。 ウクライナと東アジアでの東西帝国主義陣営の激突を根底から覆すために万国のプロレタリアは、みずからを階級として組織しよう! 主な販売書店を紹介します。 お住まいの地域からも書店を通じてお申し込み下さい。 また、直接プラズマ出版にご注文できます。 詳しくはプラズマ出版のホームページをご覧下さい。 プラズマ出版: https://plasmashuppan.webnode.jp