Ronaldinho Gaucho
ブラジルのサッカー選手。ポジションはフォワード、ミッドフィルダー。
1980年3月21日生まれ。ポルト・アレグレ出身。
本名はロナウド・デ・アシス・モレイラ(Ronaldo de Assís Moreira)。その名前からロナウド(ロナウド・ルイス・ナザーリオ・ジ・リマ)と混合を避けるため、ロナウジーニョ(小さなロナウドという意味)と呼ばれる。
現在はこの区別で通用しているようだが、ロナウド・ルイス・ナザーリオ・ジ・リマも以前はロナウジーニョと呼ばれていたことがあり、その混合を避けるため、ロナウド・ルイス・ナザーリオ・ジ・リマをフェノーメノ、ロナウド・デ・アシス・モレイラをガウショ(ブラジル南部の男性)と愛称が付けられている。
ポジションはフォワード、ミッドフィルダー。主にセカンドストライカーからトップ下、左ウイングをこなす。軽やかなドリブル突破と創造性あるパスセンスでチャンスを演出し、得点能力にも優れている。「エラシコ」と呼ばれるフェイントは、ロナウジーニョの代名詞となっている。
1998年、グレミオでプロデビュー。パリ・サンジェルマンを経て、2003-04シーズンにFCバルセロナへ移籍。バルセロナではリーガ・エスパニョーラ連覇、UEFAチャンピオンズリーグ優勝など数々のタイトルを得てその名前を不動のものとするが、2007-08シーズンは不調に陥った。当時監督のフランク・ライカールトが事実上更迭され、後任のジョゼップ・グアルディオラがロナウジーニョを戦力外にする方針を打ち出し、2008年7月に3年契約でACミランに完全移籍した。ミランでは2009-10シーズンにリーグ戦12得点を挙げるなど、調子を取り戻していたが、タイトル獲得には至らなかった。2011年、母国ブラジルのフラメンゴに移籍した。
ブラジル代表としては、1999年にA代表デビュー。2002年のFIFAワールドカップでは、ロナウド、リバウドと「3R」と呼ばれる強力な攻撃陣を形成してセレソンの優勝に貢献した。2006年のワールドカップでは1得点も挙げられず、ベスト8に終わる。2010年ワールドカップの出場も目指していたが、代表メンバーからは漏れた。
2004年、2005年と2年連続でFIFA最優秀選手賞に選出される。また、2005年にはバロンドール(欧州年間最優秀選手)も受賞しており、同時受賞は2002年のロナウド・ルイス・ナザーリオ・ジ・リマ以来。
代理人は、実の兄で元コンサドーレ札幌所属のアシス・モレイラ。