自分探しの旅 何かを探して旅立つ小さいロバのお話。 読み聞かせ目安 高学年 20分・ひとり読み向け あらすじ 緑の壁に緑の床、緑の屋根。バナナの木。それしかない世界に、小さいロバは住んでいました。 明るい緑の世界で、かあさんロバと暮らすのは、とても楽しいことでしたが、小さいロバは、もっと他の世界のことが知りたくなります。 そうして・・・ 「ぼくは、何をしたいのか、わからない」 「でも、ぼくは、何かしたいんだ。バナナのほかに、何かしりたいんだ。ぼくは、何かをさがしにいこう」 と、かあさんロバの元を離れて、ひとり歩いていきました。 小さいロバは、自分の耳が指した方へ向かって歩くことにしました。 耳…