こんにちは。 今日の積読本撮影は、ロバート・キャンベル編著「日本古典と感染症」(角川文庫)。 日本古典と感染症 (角川ソフィア文庫) 作者:ロバート キャンベル KADOKAWA Amazon 品田悦一氏の「『万葉集』と天平の天然痘大流行」をチラ見していて、気になったところを少し引用する。 伝染病予防法が廃止されてから「伝染病」という語自体が死語になったのだそうで、本書のタイトルにも「感染症」が使用されている。 エイズなど、従来の伝染病概念では律しきれない病気にも対処するための改称らしいが、それにしても、「病」を避けて「症」と称する理由が分からない。「症」とは症状、つまり病気の兆候のことで、病…