Robert Ryan
アメリカの映画俳優。
1909年11月11日、シカゴ生まれ。両親はアイルランド移民。父はローマ・カトリック、母は英国国教会系の監督教会信徒の建築家ティモシー・ライアン。
1927年、イエズス会のロヨラ学院を卒業し、東部のダートマス大学に入学。大学新聞の編集に関わり、フットボール・チームに所属。新人として初めてヘビー級のボクシング・チャンピオンとなる。
1932年に大学を卒業。その後数年間、さまざまな仕事につく。
1939年3月11日、女優ジェシカ・カドウォレイダーと結婚。
1940年、パラマウント社と契約。B級映画『黄金のグローブ』Golden Gloves(1940)のボクサー役で映画デビュー。その後数本の映画に出た後、パラマウント社との契約が切れる。
RKO社と契約、数本の映画に出た後、1944年1月、海兵隊に入隊。キャンプ・ペンドルトン海兵隊訓練基地で歩兵訓練教官となる。
除隊後、ユダヤ人差別を扱った問題作『十字砲火』(1947)で注目を集め、ボクシング映画『罠』(1949)以後、フィルム・ノワール、西部劇、戦争映画と50年代ハリウッド・ジャンル映画を代表する主演級のスターとなる。
1973年7月11日、ニューヨークにて肺ガンのため死去。
代表作に、フィルム・ノワールの『罠』(1949)、『危険な場所で』(1952)、戦闘映画『最前線』(1957)、アースキン・コールドウェル原作の異色ドラマ『神の小さな土地』(1958)、末期フィルム・ノワールの『拳銃の報酬』(1959)がある。
主な映画出演作:
『夫は還らず』(1943)
『浜辺の女』(1947)
『十字砲火』(1947)
『ベルリン特急』(1948)
『暴力行為』(1948)
『緑色の髪の少年』(1948)
『魅せられて』(1949)
『罠』(1949)
『十三号桟橋』(1949)
『生まれながらの悪女』(『女ごころ』)(1950)
『荒野の三悪人』(1951)
『太平洋航空作戦』(1951)
『脅迫者』(1951)
『危険な場所で』(1952)
『熱い夜の疼き』(1952)
『優しき殺人者』(1952)
『征服されざる西部』(1952)
『海底の大金塊』(1953)
『裸の拍車』(1953)
『日本人の勲章』(1955)
『辺境の追跡』(1955)
『東京暗黒街・竹の家』(1955)
『たくましき男たち』(1955)
『誇り高き男』(1956)
『最前線』(1957)
『真昼の欲情』(『神の小さな土地』)(1958)
『無法の拳銃』(1959)
『拳銃の報酬』(1959)
『裏切りの国境』(1961)
『キング・オブ・キングス』(1961)
『史上最大の作戦』(1962)
『奴隷戦艦』(1962)
『バルジ大作戦』(1965)
『プロフェッショナル』(1966)
『特攻大作戦』(1967)
『墓石と決闘』(1967)
『カスター将軍』(1967)
『ワイルドバンチ』(1969)
『追跡者』(1971)
『狼は天使の匂い』(1972)
『組織』(1973)
『氷人来たる』The Iceman Cometh』(1973)