体に装着することによって、身体機能を補助・増幅・拡張することができるサイボーグ型ロボット。
CYBERDYNE社が開発。
人が筋肉を動かす際に発生する微弱な生体信号を読み取り、コンピュータに送られて解析され、各関節部のパワーユニットが動く。
重作業や災害救助、高齢者や身体運動機能障害者の支援への利用に期待されている。
生体電位信号を検出し、人間の思い通りに動作する「サイバニック随意制御システム」だけではなく、人間のような動作を実現することができる「サイバニック自律制御システム」の二つの制御系が混在したサイボーグ型ロボットです。
世界初のサイボーグ型ロボット「HAL®」 - CYBERDYNE
生体電位センサの他にも、関節角度を測定する角度センサ、重心の位置を検出する床反力センサ等が取り付けられています。
HALの応用分野は幅広く、福祉・介護分野における身体機能に障がいがある方への自立動作支援、介護支援をはじめ、工場などでの重作業支援、災害現場でのレスキュー活動支援、エンタテイメントなど、幅広い分野での適用が期待されています。
肉体のヌートピア―ロボット、パワード・スーツ、サイボーグの考古学