ロマンシングサ・ガ

(ゲーム)

【ろまんしんぐさが】

スクウェア（現スクウェア・エニックス）より1992年1月28日に発売されたスーパーファミコン用RPG。「ロマサガ」と略される。
『魔界塔士 Sa・Ga』から始まったサガシリーズの第4作目にして、スーパーファミコンでのシリーズ第1作目。
スーパーファミコン版はWiiとWii Uのバーチャルコンソールで配信されている。
2001年12月20日にワンダースワンカラー版が発売された。また、2009年3月より携帯電話アプリ版が配信されている。
2005年4月21日には、PlayStation 2でリメイク版『ロマンシングサガ -ミンストレルソング-』が発売された。
続編として『ロマンシングサ・ガ2』『ロマンシングサ・ガ3』がある。

概要

太古の昔封印された邪悪の神「サルーイン」が蘇った。サルーインを再び封印するために運命に導かれた8人の若者が謎の宝石「デステニィストーン」を集める…というもの。プレイヤーは8人のキャラクターから主人公を選択。ゲームボーイ時代のサガシリーズにあった、レベルアップ制ではなく戦闘を重ねることでキャラクターのパラメータが上昇する成長システムを受け継ぎつつ、当時は一本道のシナリオで進行するRPGが一般的であったのに対し、後のサガシリーズ最大の特徴となる、主人公の選択やゲームの進め方によって全く異なる進行となるフリーシナリオシステムを初めて採用した。他にもワールドマップの地図上から町やダンジョンへ移動する、武器の熟練度/必殺技、フィールドで敵が見えるシンボルエンカウント、戦闘時の陣形システムなど、様々な新要素が盛り込まれた。その敵の強さ、複雑なシステムからシリーズ最高難度を誇る。

主要スタッフ

ディレクター・シナリオ・システムデザイン・バトルデザイン：河津秋敏
キャラクターデザイン：小林智美　
OBJデザイン・ワールドマップグラフィック：渋谷員子
ワールドマッププログラム・メニュープログラム：穴沢友樹
音楽：伊藤賢治

『ロマンシングサ・ガ』がプレイヤーに与える「自由」とは何なのか。人はいかにしてゲームで物語をつくるか

せっかくコントローラを握るからには、自由なゲームが遊びたい。誰でもない自分だけの冒険ができるようなゲームがしたい。でも、一体どんなゲームが自由だと言えるのだろう？目に見えるところにどこまでも行けたら自由だろうか。物語が膨大に分岐して、様々な結末が迎えられたら自由だろうか。『ロマンシングサ・ガ』（以下ロマサガ）は、1992年にスクウェアから発売されたRPG。GBで『魔界塔士サ・ガ』から3作続いたサガシリーズの流れを汲んだタイトルとして、SFCで発売された。フリーシナリオシステムが採用されており、決められた一つのストーリーに沿うのではなく、各地のイベントを自由に進めて、選んだ選択肢次第で様…

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