『私は思想かまたは力によって成功した人々を英雄とは呼ばない。心によって偉大であった人々だけを英雄と呼ぶ。 ロマン・ロラン「ベートーヴェンの生涯』(岩波書店)』 歴史上の英雄は、本当に英雄だったのか? それは、後世に検証されるものだと考えています。 英雄とする考え方には、疑問を感じることがあります。 「一人殺せば悪党で、百万人だと英雄だ。数が殺人を正当化する。」とは、チャールズ・チャップリンが、映画「殺人狂時代」で、チャップリン演じる殺人犯が死刑判決のシーンで叫んだセリフです。 これは、大きな皮肉です。 歴史に見る英雄は、この傾向があり、チャールズ・チャップリンによる社会風刺の一つです。 戦争に…