別名 補完貸付制度
ロンバート型貸出制度とは、日銀が金融機関からの申し出に応じて公定歩合で資金を貸し出す制度。従来の公定歩合貸出しに対してより機動的な運用が可能となる。
なお、ロンバートLombardとは、ロンドンのシティにある地名で、中世に活躍した北イタリアのロンバルディア地方出身の銀行家に由来していると言われている。
ドイツ連銀(ブンデスバンク)、および通貨統合後の欧州中銀(ECB)もロンバート型貸出し制度をとっているが、貸出し金利(ロンバートレート)は公定歩合よりも高く設定されている。金融機関はロンバートレートで中央銀行から借入を起こせるので、これが短期金利の上限として作用する。