リスト::学者::社会科学 Lawrence Lessig スタンフォード大学教授、東京大学客員教授。 スタンフォード大学にて憲法、契約、サイバースペースの法律の教鞭をとる。Microsoft社の独占禁止法裁判において連邦裁判所に「スペシャルマスター」に任命されたサイバー法の第一人者として注目される。
medium.lessig.orgローレンス・レッシグ先生が、AI 技術が生み出した作品に著作権が認められるべきかについて論じている。ご存じの通り、米著作権局によるガイドラインによれば、AI が自動生成したものには著作権はないが、アーティストが十分にクリエイティブなプロンプトを与えるなら著作権が認められる可能性があることを示唆している。が、現時点では申請された案件すべてについて著作権を却下している。これについてレッシグは、「この結論は単に間違っているだけでなく、戦略的に間違っている」と断じる。創造的な作品を生み出す機械の使用者に著作権が認められるべきでない理由は現行法のもとでは存在しないという…
とても久しぶりのブログ更新となります。大きなライフイベントがあったため、日々の習慣が少し変化したのが原因です。それでもブログを書くのを辞めたわけではないです。ちょっと休んでいただけ。これから少しづつ、また書いていくと思います。これまで書評や映画評がメインでしたが、今後はどのような形になるのかまだ決めてません。まずはリハビリ的に自分の頭の中を整理するような投稿が続くと思います。 ブログの更新の再開にあたり、まずはこれまでのトレンドを振り返ってみたいと思います、自分の頭の中を整理するために。2010年代とはどんな時代だったのか。その上で、これから10年の重要アジェンダは何か?自分なりの考えをまとめ…
普段、わたしたちは学業や仕事など多くの場面で、問いに対する答えを出すことを求められている。しかし、近年は「問われたことに対して正確に答える」という点において、生成系AIが人間の能力を凌駕しつつある。言いかえると、人間が付加価値を出してきた創造的な領域の一部が、より高い精度でAIに代替される可能性が出てきたとも言える。AIに成し得ず、人間に成し得ることとは何なのだろうか。 そんなとき、ふと思い出したのが2017年に出版されたドミニク・チェン氏と松岡正剛氏の共著『謎床: 思考が発酵する編集術(以下、『謎床』)』(晶文社)の一節だった。生成系AIが今日のような進歩を遂げる以前の言説だが、情報社会と対…
日本最後の思想家 東浩紀が絶賛し、おすすめする本をまとめてみた。 NHKニュースより 東浩紀とは 小説 『九十九十九』(舞城王太郎) 『ねじまき鳥クロニクル』(村上春樹) 『8月の果て』(柳美里) 『神への長い道』(小松左京) 『アメリカの壁』(小松左京) 『順列都市<上><下>』(グレッグ・イーガン) 思想 『内省と遡行』(柄谷行人) 『定本 物語消費論』(大塚英志) 『制服少女たちの選択』(宮台真司) 『隷従への道―全体主義と自由』(フリードリヒ・A・ハイエク) 『言葉と物』(ミシェル・フーコー) 『アンチ・オイディプス』(ジル・ドゥルーズ;フェリックス・ガタリ) 『アナーキー・国家・ユー…
不当な訴追から岡口基一裁判官を守る会のウェブサイトのアクセス数が20万アクセスを突破しました(__)https://okaguchi.net/ その他の今日の司法ニュース 京都弁護士会「敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有に反対する会長声明」https://www.kyotoben.or.jp/pages_kobetu.cfm?id=10000288&s=seimei “破産会社の経営者”の7割が個人破産、企業融資の「経営者保証」はどう変わる?https://news.yahoo.co.jp/articles/44a4e8c6e7890639544c02d5665013dd8ca15095 空き家…
おすすめ本を紹介しまくるシリーズ、「投資本編」「小説編」「科学読物編」と続き、今回は社会科学編です。このブログは投資ブログなので、比較的社会の動向に関心の高い読者の方が多いですね。 というわけでその中から10冊ピックアップしてみました。しかし改めて眺めると、経済学系の本が全然ないですね。まだ読みが浅いのかな。そのうち、経済学系も入れてリストを作りたいと思います。 41)ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来 42)選択の自由―自立社会への挑戦 43)CODE VERSION2.0 44)FACTFULNESS 45)会社はこれからどうなるのか 46)それをお金で買いますか 47)寝…
本の林:はじめに 【連想する本】 ■「サピエンス全史 上・下」 ユヴァル・ノア・ハラリ、河出書房新社 ■「オートメーション・バカ」 ニコラス・G・カー、青土社 ■「CODE VERSION 2.0」 ローレンス・レッシグ、翔泳社 ■「日本社会のしくみ」 小熊英二、講談社現代新書 ■「一般システム理論」 L.フォン・ベルタランフィ、みすず書房 ■「1984」 ジョージ・オーウェル、KADOKAWA ■「断片的なものの社会学」 岸政彦、朝日出版 この本はsmartnews代表取締役社長の鈴木健氏が執筆した学術的な色が濃いですが、既存の社会基盤を根底から考え直すようなかなりチャレンジングな内容の書き…
※紙媒体と電子書籍Kindle版があります。ご購入される際には十分ご注意下さい。 週刊東洋経済 2022/12/24-31新春合併特大号 作者:週刊東洋経済編集部 東洋経済新報社 Amazon https://www.fujisan.co.jp/product/5828/b/2334965/ ウクライナ、気候変動、インフレ…混迷を極める“世界”は2023年以降どうなるのか? 世界と日本の政治・経済から、産業・業界、スポーツ・エンタメまで108のテーマについて今後の展開とベストシナリオ、ワーストシナリオを総計174ページで徹底予測します。さらにスペシャルインタビューには世界と日本の知性が集結。ノ…