WindowsのDOSプロンプトや、Macのターミナル、Linuxのシェルでは、ファイル名の一部などを、記号「*」(任意の複数文字列)や「?」(任意の1文字)を利用して表すことができます。これを、ワイルドカードと呼びます。トランプのジョーカーのように、他の文字をあらわす記号として使えます。
標準的なワイルドカードは以下の通り
| ? | 任意の1文字 |
| 任意の複数文字列 |
※ちなみにSQLで使えるワイルドカードは、「*」でなく「%」
また、Visual Basicの"Like"やExcelマクロ(VBA)などで利用できるVBワイルドカードはさらに多い。
以下は、日本語プログラミング言語「なでしこ」で使えるワイルドカード。VBのLikeの上位互換となっている。
| * | 任意の0文字以上の文字列 |
| ? | 任意の1文字 |
| # | 任意の数字1字 |
| [str] | strに指定した文字列のうちのどれか1文字 |
| [!str] | strに指定した文字列以外の1文字 |
| [*str] | strのどれか1文字の0回以上の繰り返し |
| [+str] | strのどれか1文字の1回以上の繰り返し |
| [=a|b] | 文字列aかbのどちらか |
| [*!str] | str以外の0回以上の繰り返し |
| [+!str] | str以外の1回以上の繰り返し |
| \ | シーケンス文字。\tでタブ、\nで改行、\[で[の意味 |
| (str) | strに一致する部分を別途抽出する |