今ではコンビニなどでも、一合入りの容器のお酒がたくさん並んでいます。開封してそのままいただけるグラス形のものを総称して「ワンカップ」と呼んでいることが多いですが、「ワンカップ」は大関株式会社の登録商標です。 出張帰りのおじさんのたまらないアイテムのような「ワンカップ」ですが、もともとは若い人たちに飲んでほしいという思いで生まれた商品だということです。 昭和39年10月10日 「ワンカップ大関」は東京オリンピックの開会式に合わせて発売されました。しかし当時、日本酒は一升瓶から徳利に移して燗をしていただくというのが一般的で、冷酒は縁起でもないとか、コップ酒は品が悪いというマイナスイメージが強く、売…