ヴァンパイアと屍体 新装版 2022年5月26日に、工作舎よりポール・バーバー・著/野村美紀子・訳「ヴァンパイアと屍体 死と埋葬のフォークロア」の新装版が発売された。これは1991年翻訳・発売されたものであるが、復刊の要望が多かったらしく、今回装いを新たにして発売された。これは吸血鬼と言う存在を現代法医学の観点から詳細に分析し解説した書籍。吸血鬼には「杭で心臓刺せば死ぬ」「ニンニクが弱点」「物を数える習性がある」といった弱点があり、その弱点の理由を考察したり議論する場面をネット上のどこかしらで見かけることがあるが、そうした疑問に、容赦なくその理由を答えてくれる書籍である。吸血鬼の弱点は科学知識…